シンドラーのリスト 製作20周年アニバーサリー・エディション(初回生産限定) [Blu-ray]
私がこのシンドラーを見たのはどのような経緯であったかは忘れましたが、この映画の持っているくらい陰が私を引きつけたのだと思います。私もこのドラマの当時、神戸で3歳の頃空襲にあって、焼夷弾と火の粉の中を、母に手を握ってもらい、布団をかぶって逃げ回った記憶がはっきりと蘇ってきます。途中で見た黒こげになった赤ちゃんを抱いた親子、、、そして戦後の焼けた暗い町のイメージがだぶり、あのシンドラー、、のテーマ音楽が流れて来るとつい涙してしまいます。あのドラマの中に置かれた人達のせっぱ詰まった状況が、ひしひしと伝わってくるのです。この音楽を演奏しているイツァークパールマンも’45年生まれのユダヤ系アメリカ人で、このバイオリンを採用されたことは実にこの映画を成功に導いた一因だと言えます。独特のビブラートによる節回しは、さらに涙を誘うのです。未だにこの映画がDVD化されていないのを知って残念に思っています。イラク戦争の早期終結を祈って止みません。
シンドラーのリスト(字幕スーパー版)
生き残った人たちの証言をたんねんに集めて映画化していったから、そのリアリティは他の映画の比ではありませんく。特に殺戮のリアリティ。スピルバーグがこの映画を撮影中はノイローゼ気味になったということも頷けます。昔の映画なら何人もの処刑人が機関銃でバリバリ撃ちまくって処刑しますが(最近の「ワルキューレ」なんかもそんな場面があったが、実際は疲弊したナチがそんな弾がもったいないことをするワケがない)この映画では人の頭がなるべくくっつくようにタテに並ばせて、拳銃で一番前の人の眉間を撃ち抜きます。すると弾は頭を貫通して、一発で三、四人が死にます。最初にこの場面を見たときは本当に吐き気を催しました。しかしこれが真実の描写でしょう。スピルバーグがこの映画のあと、どんどん殺戮のリアリティばかり追求するようになっていったのは、ちょと気がかりですが(「プライベート・ライアン」「宇宙戦争」「ミュンヘン」等…)、いずれにしても、戦争や軍隊を格好良く描く映画ばかりが不気味に増えて来ている現代、一人でも多くの若い人たちに見てもらいたい映画の一つです。
Three Pieces from Schindler's List for Itzhak Perlman: Violin & Piano
映画で見たシンドラー。パールマンの素晴らしい演奏を
再現出来るかどうかわかりませんが演奏を続けています。
ありがとうございました。
再現出来るかどうかわかりませんが演奏を続けています。
ありがとうございました。
Schindler's List: Original Motion Picture Soundtrack
「シンドラーのリスト」ほど、映像と音楽が渾然一体となって深い感動を呼び起こさせる傑作は他にありません。
映画を見て泣いた人は、是非このサウンドトラックも買って聴いてください。
聴くたびに、この映画のテーマであります
「一人の命を救うものは、全人類を救うことができる」
が心の中に焼きつくことになりましょう。
映画を見て泣いた人は、是非このサウンドトラックも買って聴いてください。
聴くたびに、この映画のテーマであります
「一人の命を救うものは、全人類を救うことができる」
が心の中に焼きつくことになりましょう。
シンドラーのリスト [Blu-ray]
この作品はもうご存知かと思いますが、スティーブン・スピルバーグが念願のアカデミー監督賞を獲得
した映画でした。監督はかつて自分はアカデミー賞とは無縁であるんだと述べていましたが・・・
作品はまさに一つの命を救うものが、世界を変えるという不朽の名作として映画史上に残る傑作でした。
たった1人で1100人以上のユダヤ人をホロコーストから救い出した人物、オスカー・シンドラーを描いた
真実の物語。シンドラーはナチス党員で、戦争で事業などを起こして大きな利益を上げた事業
家である。1人の男の功績に触れることで、歴史上、闇に葬られてきた出来事を掘り起こし、彼が何を
達成したのかを鋭く描き出している映画ですよね。
195分という長いようで短い限られた時間内で対戦下のナチスにあるホロコーストの真実を語り尽くすには
かなり困難を強いられたのではないでしょうか。作品全体で見せるのか、あるいはシンドラーに焦点を
当てて描くのか難しかったと思うんですが・・・それでも主演のリーアム・ニーソンが圧倒的な演技力を見せ付け
て作品を重厚なものにしたと思うんです。そしてモノクロによる映像も当時のリアルな描写にうまくマッチ
していました。
当時の建物が現存するという恵まれた環境で撮影が行われたというところも、作品の深い悲しみやナマナマ
しい雰囲気、あるいは素晴らしい美術センスなどが映画を盛り上げていたのではないでしょうか。
とにかくこの作品にかける監督の積年の思いがひしひしと伝わってきたそんな映画でした。
ブルーレイの高画質でさらにリアルな映像をご堪能してください。尚特典関係は時間からするとついてないと
思います。恐らく劇場予告編のみだと思います。
した映画でした。監督はかつて自分はアカデミー賞とは無縁であるんだと述べていましたが・・・
作品はまさに一つの命を救うものが、世界を変えるという不朽の名作として映画史上に残る傑作でした。
たった1人で1100人以上のユダヤ人をホロコーストから救い出した人物、オスカー・シンドラーを描いた
真実の物語。シンドラーはナチス党員で、戦争で事業などを起こして大きな利益を上げた事業
家である。1人の男の功績に触れることで、歴史上、闇に葬られてきた出来事を掘り起こし、彼が何を
達成したのかを鋭く描き出している映画ですよね。
195分という長いようで短い限られた時間内で対戦下のナチスにあるホロコーストの真実を語り尽くすには
かなり困難を強いられたのではないでしょうか。作品全体で見せるのか、あるいはシンドラーに焦点を
当てて描くのか難しかったと思うんですが・・・それでも主演のリーアム・ニーソンが圧倒的な演技力を見せ付け
て作品を重厚なものにしたと思うんです。そしてモノクロによる映像も当時のリアルな描写にうまくマッチ
していました。
当時の建物が現存するという恵まれた環境で撮影が行われたというところも、作品の深い悲しみやナマナマ
しい雰囲気、あるいは素晴らしい美術センスなどが映画を盛り上げていたのではないでしょうか。
とにかくこの作品にかける監督の積年の思いがひしひしと伝わってきたそんな映画でした。
ブルーレイの高画質でさらにリアルな映像をご堪能してください。尚特典関係は時間からするとついてないと
思います。恐らく劇場予告編のみだと思います。