アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者11 カラーイラスト増量版 (講談社ラノベ文庫)
異世界でオタク文化を広める「鉄砲玉」として送り込まれた少年・加納慎一の物語・第十一弾
舞台を二巻続いた日本からエルダントに戻して登場するのは5巻の慎一の拉致騒動以来となるあの二人!!
物語は日本への一時帰国が終わり、エルダントに戻ってオタク学校の教師業へと復帰した慎一の授業風景から始まる
慎一の教え子の間で流行っていたのは携帯ゲーム機のカメラ機能を使った写真撮影。エルフ貴族の息子・ロイクに
至ってはエルダント駐在の自衛隊員からデジタル一眼レフを入手する始末。新技術に夢中になってマナーを無視した
撮影にキレたのはコスプレイヤーの光流。肖像権の概念が無い世界で生徒たちに撮影マナーを教える方法を模索する
慎一たちの屋敷ではエルビアが何やらおかしな様子を見せる。何かを物置小屋に隠しているらしいが…
2Pキャラの様にエルビアと瓜二つの容貌を持ちながら性格は正反対のクールな軍人・アマテナとその部下で慎一の
拉致騒動の時には世話係を任されていたウェアタイガーの少女・クラーラが久しぶりの登場。バハイラムにオタク
関連の物資をエルビアを通じて持ち込んでいた嫌疑で憲兵に追われた二人が慎一の屋敷に逗留、粛清の嵐が吹く
バハイラムからいつ追手が来るか分からない、敵対国であるエルダント側にバレても大変という二つの不安の中で
話は進んでいく
ただし、話の中心になるのは奔放なエルビアと対照的にクールで「隙」というものが見当たらないアマテナの性格
ただでさえ月に一度は本能に振り回されて「さかり」を見せる軍人には向かない種族という偏見の中で軍人として
生きていく為に身に付けたアマテナの心理的な「殻」を慎一や周りの人間がどの様に解きほぐすか、が描かれる
こう書くとひどく真面目な話の様に思われるかもしれないが、エルビアの手引きで屋敷に潜り込んだアマテナが
慎一と鉢合わせした際に無表情のままエルビアのフリをしたり、しかもそのまま慎一と入浴する羽目になったりと
クールなアマテナが最初からあれこれと振り回されるのでニヤニヤさせられる
同じく逃亡してきたクラーラは光流のコスプレ技術でエルフに変装してミュセルの親戚としてメイドになるのだけど
一時は慎一の身の回りの世話を任されていたクラーラのあれやこれやの発言に嫉妬したり、不安になったりと
慎一への想いに振り回される純情なミュセルの様子が可愛過ぎる。しかもクラーラが結構小悪魔っぽいし!
冒頭で出てくるカメラネタとバハイラム組の亡命騒ぎの絡みがやや弱かったり、終盤でバハイラムからの追手が
現れてからの展開がやや駆け足気味だったりと不満点が無い訳ではない。しかし、二巻続いた日本編がオタク文化と
異世界の絡みが少なく、シリーズとしての元気を失い気味だった事を考えれば十分楽しめる盛り上がりを取り戻した
感がある。やっぱり本作はエルダントが舞台の方が良いと改めて思わされた
作中の屋敷に生徒たちを招いてのコスプレ撮影会の場面はビックリ。ペトラルカが「棺と狙撃銃を持った銀髪で
眉毛が太いキャラ」のコスプレをしているし。しかもこれがミュセル等他のヒロインも含めて同一作品のコスプレを
巻頭のカラー絵で披露しているし!どちらも榊作品とは言え、よく富士見が許可出したな…そして慎一のコスプレは
「一眼レフカメラを持ってストライプのシャツと黒いデイパック、戦場カメラマンの様なギラギラした上目づかい」
が特徴のあの人…こっちはどうやって許可取ったんだろうか???
元々は短編のアイデアだった物を膨らませたらしくシリーズそのものは大きく動かなかったが、あとがきによれば
「今後予定している大きな展開の前振り」だとか…終盤で慎一が引きこもりになる原因となった幼馴染の名前も
明かされた事を考えると、確かに何かしらの動きがありそう。シリーズが再び盛り上がり始めた事を感じさせた
第十一巻であった。シリーズのファンとしては十分納得のいく出来
舞台を二巻続いた日本からエルダントに戻して登場するのは5巻の慎一の拉致騒動以来となるあの二人!!
物語は日本への一時帰国が終わり、エルダントに戻ってオタク学校の教師業へと復帰した慎一の授業風景から始まる
慎一の教え子の間で流行っていたのは携帯ゲーム機のカメラ機能を使った写真撮影。エルフ貴族の息子・ロイクに
至ってはエルダント駐在の自衛隊員からデジタル一眼レフを入手する始末。新技術に夢中になってマナーを無視した
撮影にキレたのはコスプレイヤーの光流。肖像権の概念が無い世界で生徒たちに撮影マナーを教える方法を模索する
慎一たちの屋敷ではエルビアが何やらおかしな様子を見せる。何かを物置小屋に隠しているらしいが…
2Pキャラの様にエルビアと瓜二つの容貌を持ちながら性格は正反対のクールな軍人・アマテナとその部下で慎一の
拉致騒動の時には世話係を任されていたウェアタイガーの少女・クラーラが久しぶりの登場。バハイラムにオタク
関連の物資をエルビアを通じて持ち込んでいた嫌疑で憲兵に追われた二人が慎一の屋敷に逗留、粛清の嵐が吹く
バハイラムからいつ追手が来るか分からない、敵対国であるエルダント側にバレても大変という二つの不安の中で
話は進んでいく
ただし、話の中心になるのは奔放なエルビアと対照的にクールで「隙」というものが見当たらないアマテナの性格
ただでさえ月に一度は本能に振り回されて「さかり」を見せる軍人には向かない種族という偏見の中で軍人として
生きていく為に身に付けたアマテナの心理的な「殻」を慎一や周りの人間がどの様に解きほぐすか、が描かれる
こう書くとひどく真面目な話の様に思われるかもしれないが、エルビアの手引きで屋敷に潜り込んだアマテナが
慎一と鉢合わせした際に無表情のままエルビアのフリをしたり、しかもそのまま慎一と入浴する羽目になったりと
クールなアマテナが最初からあれこれと振り回されるのでニヤニヤさせられる
同じく逃亡してきたクラーラは光流のコスプレ技術でエルフに変装してミュセルの親戚としてメイドになるのだけど
一時は慎一の身の回りの世話を任されていたクラーラのあれやこれやの発言に嫉妬したり、不安になったりと
慎一への想いに振り回される純情なミュセルの様子が可愛過ぎる。しかもクラーラが結構小悪魔っぽいし!
冒頭で出てくるカメラネタとバハイラム組の亡命騒ぎの絡みがやや弱かったり、終盤でバハイラムからの追手が
現れてからの展開がやや駆け足気味だったりと不満点が無い訳ではない。しかし、二巻続いた日本編がオタク文化と
異世界の絡みが少なく、シリーズとしての元気を失い気味だった事を考えれば十分楽しめる盛り上がりを取り戻した
感がある。やっぱり本作はエルダントが舞台の方が良いと改めて思わされた
作中の屋敷に生徒たちを招いてのコスプレ撮影会の場面はビックリ。ペトラルカが「棺と狙撃銃を持った銀髪で
眉毛が太いキャラ」のコスプレをしているし。しかもこれがミュセル等他のヒロインも含めて同一作品のコスプレを
巻頭のカラー絵で披露しているし!どちらも榊作品とは言え、よく富士見が許可出したな…そして慎一のコスプレは
「一眼レフカメラを持ってストライプのシャツと黒いデイパック、戦場カメラマンの様なギラギラした上目づかい」
が特徴のあの人…こっちはどうやって許可取ったんだろうか???
元々は短編のアイデアだった物を膨らませたらしくシリーズそのものは大きく動かなかったが、あとがきによれば
「今後予定している大きな展開の前振り」だとか…終盤で慎一が引きこもりになる原因となった幼馴染の名前も
明かされた事を考えると、確かに何かしらの動きがありそう。シリーズが再び盛り上がり始めた事を感じさせた
第十一巻であった。シリーズのファンとしては十分納得のいく出来
ブレイクアウト [VHS]
村川透監督作品で、松田優作主演以外の上位に属する大傑作。村川透らしいアメリカ映画とフランス映画を足して村川ワールドで割った独特の世界。超スタイリッシュな作品のルックは必見!村川透のスタイリッシュな新作が観たい!!
ブレイクアウト・ネーションズ
モルガン・スタンレーのエコノミストである著者が、投資家にとって
(事業者やその国の国民じゃないところがミソ)次に「フィーバー」する
先はどこか?というのをデータおよび現地訪問で得た感触を元に綴った一冊。
大雑把にまとめると…
・BRICsは、それぞれ異なる理由で、今以上のフィーバーは難しい。
(というか、既に沈静化が始まっています)
・韓国はこれからも延びる。台湾は厳しい。
(自社ブランドを持てた韓国、裏方に徹した台湾の違いが差を招く)
・欧州はチェコとポーランド。ハンガリーは厳しい。
・フィリピンは期待出来る。マレーシアはマレー人優遇政策が成長のの足かせ。
(この流れで、元は一緒だったシンガポールとマレーシアの対比もある)
・中東やアフリカは「資源経済」になっているので、中国の動向(全体の
消費量では大きくないが、伸び率は−物によって−半分を占めるので
それに)左右される。
・換言すれば、伸びない理由も本書には満載。
(インフラ不足等の定番から…)
…等です。
新興国やその次に来ている国(著者はフロンティア国と呼称)を幅広く
取り上げている(上記のように日本人には縁遠いアフリカもフォロー)ので
今後の世界の流れを掴むには良い一冊と考えます。
尚、南米についてはブラジル以外、これといった記載が無いのが気になりました。
(事業者やその国の国民じゃないところがミソ)次に「フィーバー」する
先はどこか?というのをデータおよび現地訪問で得た感触を元に綴った一冊。
大雑把にまとめると…
・BRICsは、それぞれ異なる理由で、今以上のフィーバーは難しい。
(というか、既に沈静化が始まっています)
・韓国はこれからも延びる。台湾は厳しい。
(自社ブランドを持てた韓国、裏方に徹した台湾の違いが差を招く)
・欧州はチェコとポーランド。ハンガリーは厳しい。
・フィリピンは期待出来る。マレーシアはマレー人優遇政策が成長のの足かせ。
(この流れで、元は一緒だったシンガポールとマレーシアの対比もある)
・中東やアフリカは「資源経済」になっているので、中国の動向(全体の
消費量では大きくないが、伸び率は−物によって−半分を占めるので
それに)左右される。
・換言すれば、伸びない理由も本書には満載。
(インフラ不足等の定番から…)
…等です。
新興国やその次に来ている国(著者はフロンティア国と呼称)を幅広く
取り上げている(上記のように日本人には縁遠いアフリカもフォロー)ので
今後の世界の流れを掴むには良い一冊と考えます。
尚、南米についてはブラジル以外、これといった記載が無いのが気になりました。
シュガードロップ・ブレイクアウト
フルコンプしての感想です。
■良かった所
・演出
このサークルさんのイベントCGベースの演出が本当に大好きです!
・システム
クイックセーブにロード、メッセージ・シーンスキップ等欲しい機能は標準装備。未読が開くと分かりやすいストーリーマップが便利です。
・キャラクター
皆それぞれの事情と信念を抱えていて、酷い事する人物もいますが嫌いなキャラはいません。
・シナリオ
読みやすく、先が気になる感じです。1つの物語として纏まっています。
甘いだけではなく、苦いだけでもない。そんな按配のお話が好きです。
■気になる所
・インモラル要素
私個人としては嫌いではありませんが…。
ガチなのが入っていてこの要素がメインではないですが、どうやっても避けられません。
ネタバレなので詳細は伏せますが、地雷が有る方はフリー版をプレイしてからシェア版に行った方が良いです。
□まとめ
演出が好きです。ノベルゲームですが、よくある立ち絵会話+イベントでCG方式ではなく、
シナリオにあわせて、その場面だけのCGを惜しげもなく使いストーリーは進んでいきます。
お話の方も健気可愛い主人公マーゴットの初恋の行方が気になって進めていたら途中
重い展開が有りこれからどうなるんだろう…と引き込まれるように最後までプレイしました。
●少しずれますが…乙女ゲー好きとして言うと。
乙女ゲームを期待してプレイすると…色々な人に色んな意味で主人公は愛されていますけれど。
攻略人数というかお相手は一人ですし、ハードな展開があるのでビター風味だと思います。
インモラル要素はそれを期待してプレイするのはオススメできません。
愛は有りますがそれが一直線に主人公に向かっているわけではありませんので。
一般ゲームに乙女要素が有るのが好きな人にオススメしたいです。
○フリーとシェア版について
私はこのサークルさんのゲームファンなので最初からシェア版購入ですが、
太っ腹にもフリー版で全EDまで遊べるようです。
ですが、シェア版で開放されるサイドストーリーを読むとシーンごとの登場人物の心境がわかり
より一層ゲームを楽しめると思います。
■良かった所
・演出
このサークルさんのイベントCGベースの演出が本当に大好きです!
・システム
クイックセーブにロード、メッセージ・シーンスキップ等欲しい機能は標準装備。未読が開くと分かりやすいストーリーマップが便利です。
・キャラクター
皆それぞれの事情と信念を抱えていて、酷い事する人物もいますが嫌いなキャラはいません。
・シナリオ
読みやすく、先が気になる感じです。1つの物語として纏まっています。
甘いだけではなく、苦いだけでもない。そんな按配のお話が好きです。
■気になる所
・インモラル要素
私個人としては嫌いではありませんが…。
ガチなのが入っていてこの要素がメインではないですが、どうやっても避けられません。
ネタバレなので詳細は伏せますが、地雷が有る方はフリー版をプレイしてからシェア版に行った方が良いです。
□まとめ
演出が好きです。ノベルゲームですが、よくある立ち絵会話+イベントでCG方式ではなく、
シナリオにあわせて、その場面だけのCGを惜しげもなく使いストーリーは進んでいきます。
お話の方も健気可愛い主人公マーゴットの初恋の行方が気になって進めていたら途中
重い展開が有りこれからどうなるんだろう…と引き込まれるように最後までプレイしました。
●少しずれますが…乙女ゲー好きとして言うと。
乙女ゲームを期待してプレイすると…色々な人に色んな意味で主人公は愛されていますけれど。
攻略人数というかお相手は一人ですし、ハードな展開があるのでビター風味だと思います。
インモラル要素はそれを期待してプレイするのはオススメできません。
愛は有りますがそれが一直線に主人公に向かっているわけではありませんので。
一般ゲームに乙女要素が有るのが好きな人にオススメしたいです。
○フリーとシェア版について
私はこのサークルさんのゲームファンなので最初からシェア版購入ですが、
太っ腹にもフリー版で全EDまで遊べるようです。
ですが、シェア版で開放されるサイドストーリーを読むとシーンごとの登場人物の心境がわかり
より一層ゲームを楽しめると思います。