プライベート・ライアン スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
凄まじかったです。。
戦争に関して、少なくともこの映画を観た直後には安直に良いとも悪いともいえません。
経験していない自分如きに、否定する権利は有るのか。ただ「沢山犠牲になるから」と言い捨ててしまって良いのか。
ですが決して肯定してはならないことだと、それだけは確かに言えます。
これは戦争を肯定した映画では間違いなくありません。
かといって、否定した映画でも有りません。
戦場のシーンはそこに感情は無く、ただただ現実を表現しきった映画です。
これを観て戦争を素晴しい物と捉える人は、たった一人もいないでしょう。
スピルバーグ監督の底なしの想像力、感服しました。
観る前はスピルバーグ監督?と思いました。自分にはETや宇宙戦争等、SFのイメージが強かったので。
ですが観ていると成る程、確かにスピルバーグっぽい(?)映画だなと感じました。
何か具体的に言えませんが、独特のそれは感じられました。きっとそれがスピルバーグ監督の魅力なんでしょう。
ストーリーに関してですが、確かにこれは荒唐無稽です。映画として最小限の味付けしかしていない、とも言えますでしょうか。
8人の精鋭が1人を助ける。それも二等兵。ですが、これはたったそれだけで終わるヒーロー映画ではありません。
寧ろ、たった一人の為に8人が命を賭け、事実何人か犠牲になり。
そこまで一人の命に価値が有るのだろうか? 戦場において、一人の命の重さとは一体何なんだろうか?
そのテーマを打ち出すための物だと、自分はそう解釈しました。
それは中隊長の出発前夜の言葉に表れていると思います。
事実、ライアンの命に何人もの犠牲を払って救う価値は有るのか?
その疑問を8人は常に抱え行動しています。正義感から助けるのでは無く、任務だから、と。
戦場のシーンですが、特に、冒頭の30分。それは凄まじい物です。
観ていて震えるほど、常に眉間に皴が寄るか、口を開いているかどちらかでした。
正に地獄絵図。思わず手が祈りの形になる程緊迫した物で、戦争映画でこのシーンを超える物ではないでしょう。
最後の迎撃戦も一瞬も気が休まる時が無く、食い入るように魅せられていました。
ハンディカムを使ったのは大正解ですね。素晴しい発想です。
ラストで中隊長が言う、「お前の犠牲になった何人もの命を抱えて、しっかり生きろ」
そしてライアンが言う、「中隊長の言葉を一日も忘れたことは無い。その為、一生懸命に今日まで生きてきた」
「僕は良い人間なのかな。価値のある人間なのかな。」
これは、極限まで戦争のリアルを表現しきったからこそ重みが出る言葉です。
自分は今まで、そして今も戦争の中に居る人よりも今を生きるのに相応しいんだろうか?
先人が今の人の平和を願い戦って築いた今を、自分に生きる価値が有るのか?
そう、考えさせられずにはいられない作品です。。
終わった後、エンドロールの間ずっと泣いていました。感動という感覚ではなく、押し出されるような涙を。
是非、一度観て下さい。一度、本当に近い戦争の凄惨さを感じてみてください。
その痛みを知らない自分達だからこそ、観る価値の有る映画だと感じました。
戦争に関して、少なくともこの映画を観た直後には安直に良いとも悪いともいえません。
経験していない自分如きに、否定する権利は有るのか。ただ「沢山犠牲になるから」と言い捨ててしまって良いのか。
ですが決して肯定してはならないことだと、それだけは確かに言えます。
これは戦争を肯定した映画では間違いなくありません。
かといって、否定した映画でも有りません。
戦場のシーンはそこに感情は無く、ただただ現実を表現しきった映画です。
これを観て戦争を素晴しい物と捉える人は、たった一人もいないでしょう。
スピルバーグ監督の底なしの想像力、感服しました。
観る前はスピルバーグ監督?と思いました。自分にはETや宇宙戦争等、SFのイメージが強かったので。
ですが観ていると成る程、確かにスピルバーグっぽい(?)映画だなと感じました。
何か具体的に言えませんが、独特のそれは感じられました。きっとそれがスピルバーグ監督の魅力なんでしょう。
ストーリーに関してですが、確かにこれは荒唐無稽です。映画として最小限の味付けしかしていない、とも言えますでしょうか。
8人の精鋭が1人を助ける。それも二等兵。ですが、これはたったそれだけで終わるヒーロー映画ではありません。
寧ろ、たった一人の為に8人が命を賭け、事実何人か犠牲になり。
そこまで一人の命に価値が有るのだろうか? 戦場において、一人の命の重さとは一体何なんだろうか?
そのテーマを打ち出すための物だと、自分はそう解釈しました。
それは中隊長の出発前夜の言葉に表れていると思います。
事実、ライアンの命に何人もの犠牲を払って救う価値は有るのか?
その疑問を8人は常に抱え行動しています。正義感から助けるのでは無く、任務だから、と。
戦場のシーンですが、特に、冒頭の30分。それは凄まじい物です。
観ていて震えるほど、常に眉間に皴が寄るか、口を開いているかどちらかでした。
正に地獄絵図。思わず手が祈りの形になる程緊迫した物で、戦争映画でこのシーンを超える物ではないでしょう。
最後の迎撃戦も一瞬も気が休まる時が無く、食い入るように魅せられていました。
ハンディカムを使ったのは大正解ですね。素晴しい発想です。
ラストで中隊長が言う、「お前の犠牲になった何人もの命を抱えて、しっかり生きろ」
そしてライアンが言う、「中隊長の言葉を一日も忘れたことは無い。その為、一生懸命に今日まで生きてきた」
「僕は良い人間なのかな。価値のある人間なのかな。」
これは、極限まで戦争のリアルを表現しきったからこそ重みが出る言葉です。
自分は今まで、そして今も戦争の中に居る人よりも今を生きるのに相応しいんだろうか?
先人が今の人の平和を願い戦って築いた今を、自分に生きる価値が有るのか?
そう、考えさせられずにはいられない作品です。。
終わった後、エンドロールの間ずっと泣いていました。感動という感覚ではなく、押し出されるような涙を。
是非、一度観て下さい。一度、本当に近い戦争の凄惨さを感じてみてください。
その痛みを知らない自分達だからこそ、観る価値の有る映画だと感じました。
プライベート・ライアン
映画のあとで読んだので内容はよく知っていたのですが、やはり心を打たれる作品だと思いました。
本の良いところは情景や感情を文字で表しているところだと思います。
この本を読んだ後でもう1度映画を見てみたいと思いました。
本の良いところは情景や感情を文字で表しているところだと思います。
この本を読んだ後でもう1度映画を見てみたいと思いました。
プライベート・ライアン (新潮文庫)
最初の何ページかを読んだだけでは、ただの残酷な戦争の話としか思えなかった。しかし、死におびえる兵隊、祖国を守ろうとする敵兵、たった一人の兵士を救う為に敵の陣地へと進んで行く小隊。人間の命の尊さ、生への執念がひしひしと伝わってきて,最後には思わず涙をしてしまった。
フロム・ザ・ハート キャサリン・ジェンキンス・ベスト
クラシックを普段聴かないのですが、これは試聴で買いました。ヒーリング系かと思いきやな美貌とジャケットに相反し、とても趣のある一枚でした。聴いたことのある有名クラシック曲に、ポップスのカバーもしっかりクラシックにカバー。飽きません。