20代前半独身の時に良く聴いていました。
当時はＣＤ等も無く音源はレコード→カセットテープ→カーステで聴いた時代でした。
そのテープを過去にも探していたのですが見当たらなく、時と共に忘れてしまっていました。
この前、たまたまYouTubeで見て思い出して、今回 このアルバムを購入しました。
ほんと懐かしいです。

　本書は、20前後の演習問題を民法と訴訟法という２つの視点で解説。
実体法と訴訟法の融合に成功した「良書」と感じました。
法科大学院や新司法試験対策に極めて有用です。

　その理由は２つあります。

　第１に、判例を極めて重視しているということです。
執筆者は学者に加え「司法研修所教官・裁判官」で構成されています。
どの解説も判例・条文を常に念頭してあります。
判例・条文という基本を重視される方には非常に相性が良いでしょう。

　第２に、訴訟での攻防(要件事実)が意識されていることです。
解説は｢要件｣｢効果｣はもとより｢抗弁｣｢再抗弁｣などにも言及します。
実体法で１要件として暗記していた事項が、
民事訴訟法に照らして目前にうかびあがってくる迫力があります。

　もっとも、初学者・純粋未修者の方には難易度が高いと思います。
民法・民事訴訟法の基本的論点などを押さえた中級者以上の方が
活用してはじめて「肉になり骨になる」と思います。

　たしかに民事法１・２・３いずれも高額な商品ですが、
現段階で民法と民事訴訟法の融合にこれ以上成功している本はみかけません。
民法―民事訴訟法の基本書をつなぐ強力なツールとなりそうです。
ブームに乗った実体法学者オンリーの某要件事実本より有益でしょう。

デヴューの経緯などは、当時知らなかったがレコード時代に聴いていた。　このひとのPOPSは軽く聞くことができて好きだった。

今年3月に急逝された須藤薫さんのベストCDです。

1984年に夏向きの曲を集めた「SUMMER HORIDAY」と、
薫さんの曲を季節ごとに選曲し、12曲＋1曲の音のカレンダーとでも言うべき本作の2枚が出ました。
薫さんが一旦休業するにあたり発売された企画ものベストでしたが、
飾りたいような素敵なデザインのジャケとエディット処理で
オリジナル曲を持っているファンもついつい欲しくなってしまう2枚でした。

「SUMMER HORIDAY」の方は選書版が市場に残っており音自体は聞けましたが、
本作の方は初版のスリムケース版、選書版とも廃盤となってしまい、
長らく中古に信じ難い値がつくありさまでした。

折も折、今年になってSONYで「日本の名盤復刻シリーズ」という企画で
LP時代の名盤がBlu-specCD2仕様で高音質の適価で再発され、
薫さんの不幸を受けて生産終了していた限定紙ジャケCDの再発、
全シングルAB面＋αの2枚組ゴールデンベストの発売に加え、
2枚のベストが復刻シリーズの番外編のような形でBlu-specCD2仕様で再発されることとなりました。

ハイスペックのソフトに加えリマスターもされているようで、
LPしか持ってなかった本作を素晴らしい高音質で堪能することができました。
この度の薫さんの悲報がなければ、恐らくは本作までの復刻はなかったと思われ、
ベスト2枚の再発はサプライズにして薫さんからのラストプレゼントと思います。
高値で手が出なかった人たちはぜひ内容の素晴らしさと高音質を味わい尽くしてほしいと思います。

これを見て思った。

やっぱり神の子だ。

　

ちなに個人的に今後見てみたいカードは、元気対宇野、高谷対所。日本人の順位づけをはっきりしといたほうがいい。