安定のおもしろさ。続けて買います。少しマンネリ化してきたので新展開期待。

行政書士という仕事に興味があったのがきっかけで最初から見ていました。
まず第１話見て、何だか安っぽくつまらないな、というのが正直な感想。それでも、勉強のため
と見続けていたら・・どんどん回を重ねていくごとにおもしろっくなっていって、折り返し
地点の第５話あたりくらいからは結構はまってしまいました。ちょっとエンジンかかるのが
遅かったかなという印象です。
ドラマだからしょうがないかもしれないけれど、行政書士という仕事を誤解してしまうよう
な行動も多くあり現実味にかけるかな・・と。
あと、意外に堀北真希ちゃんが結構はまってて良かったと思います。なんか色々とだらだら
書きましたが、トータルすると星３つくらいかな。。

前作までは、事件屋だけの話でした。それはそれで面白かったのですが、
激昂編からは市会議員・事件屋・官僚という３つの分野が異なる登場人物が
中心になって物語が展開し、ストーリーに深みというか、幅が広がりました。
現実の世界でもこの漫画のような事があるようですし、その意味でも勉強になります。
がんぽのように、回を重ねて質がレベルアップする作品は珍しいと思います。

この作品が扱っている題材は万人受けするテーマではありませんし、主人公の性別が変わり、全体的にストーリーがマイルドな仕様になった事でガックリした原作ファンの方もいるかと思います。視聴率で苦戦したのはそのあたりが理由かなと…。

……しかし、だからつまらないかと言えばそうではなく、ピカレスクロマンものとしては非常に秀逸な作品であったと思っています。重いテーマを扱っているのにトーンが暗くならないのも個人的には○。メインキャラもそれぞれ濃いキャラ揃いで、ありきたりなドラマにしたくないという制作サイドのチャレンジ意欲がひしひし伝わってきました。

中でも主人公・薫役の尾野さんの、女だてらに生命力と逞しさに溢れた体当たり演技と、金髪姿でコワモテの悪役に臨んだ三浦さんの存在感は出色…!泥臭くもどこか懐かしい金暮の街の中で、がんぼ(やんちゃ)に動き回る登場人物たちの姿には毎週楽しませてもらいました…。

今回のDVD化を機に、リアタイでは見なかったという方にも見て頂きたい、オススメな作品です!