うらおもて人生録 (新潮文庫)
どう生きていったらいいかよくわからない人、自分に自信が持てない人、勝負ごとをやっている人、心を豊かにしたい人、阿佐田哲也を知っている人は是非是非読んでみてください。この本には心に留めておきたいメッセージがいくつも出てきます。
以下本文より抜粋
「けれども、わかる、てことは、言葉でわかったりすることじゃないんだからな。わかる、ってことは、どういうことかというと、反射的にそのように身体が動くってことなんだな。」
「うんと小さいときに人を好きになって、そういう無償の行為に近いものをいったん肌で覚えておくのは無駄なことじゃないね。」
「しかし、よく見るとそれがやはり努力なんだな。非常に素直になる努力。」
以下本文より抜粋
「けれども、わかる、てことは、言葉でわかったりすることじゃないんだからな。わかる、ってことは、どういうことかというと、反射的にそのように身体が動くってことなんだな。」
「うんと小さいときに人を好きになって、そういう無償の行為に近いものをいったん肌で覚えておくのは無駄なことじゃないね。」
「しかし、よく見るとそれがやはり努力なんだな。非常に素直になる努力。」
百 (新潮文庫)
おやじとは理不尽なものである。
その理不尽さが許せなくってしょうがなかったものです。
この本を読んだら、今までとは反対に、
理不尽ではないおやじがもしいるとしたら、
そっちの方を疑いたくなる。
理不尽でなくてはおやじではない。
そう思えてくるのです。
意味不明なことでキレたりするおやじがいたら?
おそらく、この物語に登場する類のおやじなら正常なおやじで、
そうじゃなかったら。。。
その理不尽さが許せなくってしょうがなかったものです。
この本を読んだら、今までとは反対に、
理不尽ではないおやじがもしいるとしたら、
そっちの方を疑いたくなる。
理不尽でなくてはおやじではない。
そう思えてくるのです。
意味不明なことでキレたりするおやじがいたら?
おそらく、この物語に登場する類のおやじなら正常なおやじで、
そうじゃなかったら。。。
怪しい来客簿 (文春文庫)
ここに出てくるのは、あるいは作者も含めて、
みんなどこか屈折してしまったひとばかり。
いろんなものがいっぱいに溢れちゃってて、
心の表面張力ぎりぎりって感じになってて、
もうほんのちょっとの加減でこぼれそうなんだけど、
まあ、なかにはこぼれてしまったひともいるんだけど、
それでも、ぎりぎりのところで、生きてる。
あるいは、生きてた。
そうだよな、それだよな、文学って、と思った。
みんなどこか屈折してしまったひとばかり。
いろんなものがいっぱいに溢れちゃってて、
心の表面張力ぎりぎりって感じになってて、
もうほんのちょっとの加減でこぼれそうなんだけど、
まあ、なかにはこぼれてしまったひともいるんだけど、
それでも、ぎりぎりのところで、生きてる。
あるいは、生きてた。
そうだよな、それだよな、文学って、と思った。