伝えたいのに伝えられない…もどかしい、ほろ苦い恋の甘さを一度は経験しているのではないでしょうか。
時を経ても、変わらない風景、変わらない気持ち、変わらない言葉…繰り返される月の満ち欠け、白く淡く輝く月に、静かな時間が流れていきます。

奇妙な怪物すぎて（気色が悪目です、若干）楽しかったです！みんなが逃げ惑う姿も、ハラハラ、ドキドキ！あと、ケビン・ベーコンがまたまた素敵でした。付け足しますが、気色が悪いと言っても、ユニークさがあるのでお薦めです！

結構前に作られた映画だけあって、クリーチャーの表現がちょっと人工物って思ってしまう部分が度々あり、最近の凄いＣＧで描かれたモンスターパニックを見慣れてる人には、ちょっと萎えるかも。

しかし逆に考えれば、下手なＣＧを使わずにクリーチャーを制作し動かしてる事によってＣＧには無い重厚感というか、存在感があります、特にこの作品のモンスターは地中にいる凶暴なミミズのような化物なので、よりその大きさや気持ち悪さが上手く表現できており、普段は地中から攻めてくるという事で低コストでありながら、どこから来るかわからない恐怖感を見ている側に与える事が出来、上手い手法だと思いました。

クリーチャーによって面白くなるまでちょっと最初のあらすじ的な部分が長いので、間延び感こそありますが本格的にクリーチャーが暴れ出すと、人間との攻防が見ごたえあり。他の方も書かれていますが今作の主人公やヒロインよりも今後戦争が起きた時のための備えにとやや過剰なまでに武装や保存食、シェルターなどを完備した中年夫婦がやたら格好よく、自宅を襲ってきたクリーチャーに次々と様々な銃で代わる代わるぶっ放し、クリーチャーに銃弾の雨を浴びせてるシーンは中々熱いものがありましたね。