若松孝二傑作選(5)アヴァンギャルド&フリー |
「ゆけゆけ二度目の処女」は、その映像表現のみならず、音楽が素晴らしかった。
主演の秋山道男(当時は、秋山未痴汚)が歌うあの歌も入ってる。映画の音そのまま ではなく、別録音された原盤のようであり、映画を観てなくても、アバンギャルド な音楽に浸ることはできる。 こんな珍盤は、もう二度と発売されることはないだろう。 その意味でプレミアム必至。買っておいて損はない。 |
連句アニメーション 冬の日 [DVD] |
~俳句(連句)に全く無知な私でしたが 簡単に説明すると俳句のしりとり遊びのような文学であることが わかりました。前の人の下の句を次の人がつないでいくという日本特有の文化であることが 理解できました。以上のことは 第2部で各アーティストたちのミニメイキングとともに より詳しく解説されています。 ~~ 本編のアニメーションは それはもう驚きの連続でした。今までこういうアニメに 出会ったことがなかったためです。 表現方法の多彩さ 水彩画 3DCG 切り絵風 墨絵 粘土細工など すっかりこのアニメ世界に 入り込んでしまいました。 ジブリ ジャパニメーションだけが アニメでないことを知らされ 日本のアニメの奥深さに改めてびっくりしました。 ~~ テーマが俳句になっているので 敬遠される人も おられるでしょうが 独自の世界に 魅せられること必至です。~ |
赤色エレジー [DVD] |
懐かしの名作劇画の映像化。冒頭、壮年の男性(原作の漫画家であり本作の監督でもある林静一さんらしき姿かたちの人物)が、かつての4畳半を訪れ過去を振り返るというシークエンスから物語は始まる。しかし、林さんご自身は原作を描いていた当時には同棲経験がなかったそうで、また、主人公のように東北が故郷でもないとのこと。林さんも職業アニメーターであったことから、『赤色エレジー』があたかも私劇画であるかのように「誤解」(もっとも林さん自身それを楽しまれているように見えるけれど)されることも多いようだが、この物語は案外クールな視点から描かれているように思う。物語を断ち切るかのような、ラストシーンでの「幸子」の所作―全編新作の絵そして色彩―が本当にすばらしい。 |
赤色エレジー (小学館文庫) |
よく小説で「行間を読む」という言葉を耳にするが、 この作品は「コマ間を読む」と言った感じだろうか。 あの時幸子は本当は何を言いたかったのか、とか、 あの沈黙の間一郎は何を考えていたのか、とか、 そこでは決して明確に描かれることはないのだけれど、 コマとコマの間にうっすらと浮かび上がる、 匂い立つようなリアルが感じられる。 どんな限界状況にあっても手放すことの出来ない 二人のお互いへの愛情の深さに嫉妬すら感じてしまう。 巻末であがた森魚氏この作品の素晴らしさを |
小梅ちゃん―初恋すとおりい |
いい話 なんだけど終わりかたが奇妙 と言うか気になります。 続編は出るのでしょうか・・・。 |