花と蛇 [DVD] |
杉本彩の体を目当てに見たのだが、とんでもないことになった。
SM映画と思っていたのが、それもやや違う感じだ。 影の実力者である老人に目を付けられたボンボン社長(野村宏伸)の令夫人・静子(杉本彩)。 夫の裏切りで静子は想像もしない世界へと引きずりこまれることに・・。 杉本彩の体当たりの演技は鬼気迫るものがある。迫り来る死の恐怖と拷問の数々。 エロスどころかバイオレンスだ。果たしてボンボン社長は愛する妻を取り戻せたか? 大事なものは金では買えないのですね。 軽い気持ちで見始めたがすっかり引き込まれ、終いには縮み上がってしまいました。 |
真剣師小池重明 (幻冬舎アウトロー文庫) |
賭け将棋を生業とする最後の「真剣師」小池重明の物語。将棋ではプロにも連勝の魔性の強さを持つが、その破綻的性格で破滅の道をたどるが・・・。
私達凡人には分からない、彼独自の人生観で死ぬまで突っ走っています。それが何か爽快感のようなものを感じさせてくれます。将棋は本当に魔性の強さで、彼自身その魔性に飲まれてしまったのかもしれませんね。とにかく面白いです。 |
美少年 (JUNEコミックス ピアスシリーズ) |
私は今までBLを読んだ事がありません。原作も読んでいないし、ついでに言うと小野塚さんの作品もこれが初めてです。 読み終わった後は涙が止まりませんでした。漫画で泣いたのは久しぶりです。皆さん仰ってますが、まさかこんなに哀しくて痛々しい話だとは……。一応、ある程度実話のようですが、世代的に私には登場人物達の言動は理解できませんでした。悲惨すぎますよ、こんなの。ただ菊雄は本当に魅力的でした。 誰か映画化とか…して…くれないですかね…? ただ、この作品がBLにジャンル分けされるのは許せません。 |
花と蛇 |
雰囲気はあります。戦後の20年代後半頃の感じでしょうか。親分の進駐軍英語は昔の英語の先生のようで笑えます。でもこういうのってやはり昔のロマンポルノや三和出版の小説を見て頭で想像して興奮していた時代の遺物のような感じがしますね。部屋の中グルグル歩き回ってアイテム見つけたり、ストーリーを進めたりといった趣向はおもしろかったです。調教と何の関係があるのかと思いましたが、縄の結び目をタイミング良くクリックするという変なミニゲームも笑えましたが、まあ良かったです。
色々な結末があるようでしたが、私は一度で飽きてしまってやろうとは思いませんでした。それだけのめり込めなかったのですね。今はDVDの方がもっと過激なことをするので、それを知ってしまった以上やむを得ないことかも知れません。 |