Treasure Box |
長年捜し求めていた、新日曜美術館のテーマ曲と13曲目でやっと出会うことが出来て、
感動です!! 1曲目の王様のレストランの主題歌も、さんざんビールの宣伝やBGMなどに使われてきた曲ですが、やはり、いい曲だなあ、と思います。(この曲、ディズニーランドのファンティリュージョンにそっくりなんだけれどね。。)2曲目のHEROの主題歌も、TVでよく流れていますが、なんだか、昔のフュージョンバンド、スクェアを髣髴とさせるものがあったり。 4曲目なんかもムーディーでいいですが、いずれの曲も、なんだか心がウキウキする曲ばかりでとってもお気に入りのアルバムです。(ドラマはほとんど見ていませんでしたが、服部さんの曲調はどれをとっても好きです) |
それが答えだ! |
一言で言うと「懐かしい・・」っていう感じがします。特に1番に入っている曲はドラマ「それが答えだ!」のオープニングでも使われていたので、聞いているとマエストロが道でピアノを引っ張っているシーンが思い浮かんでとても懐かしい気分になりました。他の曲も同様です。私の勝手な意見ですが、夏休みに田舎の縁側で寝ながら聞きたい・・・そんな感じのイメージです(^-^)一番最後にはいっているウルフルズさんの「ワンダフルワールド」も歌は短いけどとても気にいっています。 |
「それが答えだ!」 サウンドトラック・クラシック・ヴァージョン |
このドラマのテーマ曲のTHAT'S THE ANSWERがとにかくいいんです! もう5年以上(?)前のドラマなのにこのテーマを聞くとドキドキします 2曲目のTHE~MORNING、12曲目のMAESTRO IN BLUE、13曲目のOLD GLORY, 14曲目のDUSKもオススメ そして何より、16曲目のTHATS' THE ANSWERです!! かなり泣けます とにかく、ドラマもオケをテーマにしただけあって、サントラも服部氏のこだわりが覗えます 裏ジャケのタクトの写真とブックレットのイスの写真も何気にお気に入りです |
それが答えだ! |
純粋無垢な田舎の中学校の音楽部にやって来た天才指揮者の物語です。自分がこれまで出逢ったドラマの中で、客観的に一番の最高傑作でした。しかし視聴率に恵まれず昨今になってもDVD化も再放送もなく、このノベライズ版が唯一この物語を辿る手段となってしまいました。かく言う本書も既に時遅く絶版で、今や古本屋やWEB書店等で入手するしかないのが現状です。自分もかつての感動を胸の奥底に響かせながら、漸くインターネットオークションで手に入れることが出来ました。 一般にドラマが小説を原作としていない限り、ノベライズ版というものはお粗末な物語のプロットに縛られた構成になりがちですが、このノベライズ版はそれらとは一線を違えていました。列記とした職業文芸家の書いた文章には1点の曇りもなく、物語の情景から心象まで非常に綺麗に描写されているのが特徴です。 "見たくない現実"よりも"見たい虚構"のドラマを、と言う企画担当者の意志は見事にストーリーに反映されており、ドラマを見たときに等しい感動が今もこの本から湧き上がってくるというのは何にも代え難い魅力です。同CX系のドラマ「白線流し」も物語の透明さでは勝るとも劣らない名作で、特に此方は個人的に思い入れのある作品なのですが、続編で現実に汚されてしまった後者と比べれば客観的にこの作品の偉大さは明らかだと思っています。 恋愛ドラマでもなく、青春ドラマでもなく、主人公は可愛げのない世界的な天才指揮者、でもそこに生まれる涙の物語は今の時代でも必ず人々の心を動かすだけのポテンシャルを持っていると確信しています。 いつか、このドラマが再放送やメディア化という光を浴びた時、この作品の真の深さが見る者達の心の奥底に訴えてくれる事を願って止みません。 |