仮面ライダーカブトのライダーヒーローシリーズ
の第四弾「
仮面ライダーザビー(マスクドフォーム)」
です。第二弾のカブト(マスクドフォーム)と同じく
重量感があるデザインになってます。もちろん、ザビー
(ライダーフォーム)と一緒に飾るのが一番かな。(^^)
邦題が示す通り、"蜂"化した女性たちが人を襲う、という単純なストーリーであり、
商品の説明の【INTRODUCT
ION】に"エロティック・SFサスペンス"とありますが、
内容的にはエロティック・SFスリラーと呼んだ方がしっくりくるかと思います。
日本ではまだまだ認知度が低いかもしれませんが、他のレビュアーの方が
おっしゃる通り、当時乱発していた70'sセクスプロイテーション映画の1つであり、
海外のB級映画マニアの間では人気の高い作品。馬鹿馬鹿しいプロット、低予算
丸出しの特殊効果、「これぞSF映画!」と言わんばかりのいかにも取ってつけた
ようなラストの挿入曲…等マニア心を思わずくすぐられる要素が多く、本来なら、
もっとB級映画ファンの方に愛されてもよろしいのでは、と思える内容です(笑)
ですが、実際観てみると、登場人物の名前がたくさん出てくるのに加え、ファースト
ネームやラストネームと、出演者によって該当人物に対して呼び名が異なったりする
ので、混乱してしまいがちです。
加えて、画質の悪さにより状況が掴みにくいシーンも多く、単純なストーリーの
はずが自ずと難解さを増します。特に、中盤まで夜や暗闇のシーンが多く、色の
濃い服を着てたりすると暗影と重なり、状況を把握するのに音声を頼りにいちいち
想像を膨らませながら観賞しないといけない、という面倒な事態に陥りやすく、
不要なストレスが溜まりがちです。
せっかくのセクスプロイテーション映画なのに、酷い画質のおかげで気軽に観れる
"見世物" として成り立っていないのが残念です。
何れにせよ、根気があるB級映画ファンの方にのみオススメします。