生後6ヶ月と3日のジェフリー・カートライトは生後8日目の
エドウィン・マルハウスと初対面する。この瞬間から彼は卓越した記憶力を駆使して
エドウィンの観察を始め、後にその伝記を書くことを決意、そして
エドウィンが11才の誕生日に死を迎えた3時間後に執筆を開始する......という設定で出来上がった伝記がこの作品である。そこに書かれているのは誰もが必ず通過した子供時代、毎日が新鮮な驚きに満ちていた頃の、今となっては霧がかかったようにぼんやりとしか思い出せない出来事の数々と、すでに封印してしまった暗い影の記憶.....。
この本は分量がかなりあるのに加えて、そんな過去の思い出が触発される上にさらにどんどん広がってしまうため、すらすらと読み進めるのは困難になる。しかし、全て読み終わった後には奇妙な後味が残る。まさに大人のための物語だと思う。
この本は最近では入手しにくいことはもちろん、図書館でもすでに閉架になっている所も多いため、なかなか日の目を見ないのは本当に残念だ。もっと読まれていい作品だと思う。
商品は写真どうりでしたが履いたイメージがイマイチですね、近くのスーパーに置いている商品の色違いでした。プライスはおなじですね、安いプライスですのでとりあえず満足度70%ですね。