※以下ネタバレがありますので、要注意です。
私は原作は未読です。
よって、番組当初は家庭を顧みずに、仕事のみで生きてきた父:大地が、息子:羽雲の白血病をきっかけに、子供とのふれあいを深めていく、これまでにもあったドラマだと思って、途中まで見ていました。確かに、このような内容も、もちろん含んでいます。が、物語中盤で、この父親が末期のすい臓ガンであることが判明します。ここからが父と息子、そして男と男の絆の物語と大きく流れが変わっていきます。後半は明らかにハッピーエンドではないラストが予想できたため、毎回見ているのが辛いくらいでした。
息子:羽雲を演じてる加部亜門くんが、非常に演技が深く、父:大地が亡くなった後で回顧している形で全体のナレーションも演じており、これが父と子の絆の深さを強く感じさせる形で物語のアクセントになっています。
父:大地を
反町隆史が演じていますが、これが不器用で、強がっている父親を、変なクセもなく、ストレートに演じていて、好感が持てました。今回、下手に芸達者な別の役者さんが演じていたら、安っぽい印象になってしまっていた可能性もありますが、このバランス感覚は難しかったと思いますが、父親として、男として直球勝負で演じてくれていました。
そして、小児科医師として
伊原剛志、妻・母を演じていた
井川遥、病院側のCLSを演じていた
榮倉奈々とそれぞれが、非常に優しい演技で、物語に厚みを加えていました。
榮倉奈々はこんなに優しい笑顔ができるのかと驚き、改めて印象が変わりました。
ストーリーのテンポは、それほど速くもなく、大きなメリハリもありませんが、静かに優しく話が進んでいくため、これによって切なさがじわじわと増していく感じでした。
大きなメリハリはありませんでしたが、ストーリー後半、大地と羽雲が、大地の故郷を訪ね、そこの写真館で記念撮影をするのですが、ここは大地が子供の頃、家族で記念写真を撮影した場所であって、当時の話を聞かされ、改めて大地は父を思い返すといった場面があるのですが、私には親子の2代の父と子の絆が感じられ、大きく印象に残りました。
ストーリー的には、醜さやドロドロしたものは無く、キレイすぎるかなと思わなくもありませんでしたが、これによって父と子の絆が強く伝わってきました。
派手さはありませんが、良いドラマです。原作を読んでいる人、いない人、それぞれ違った印象となるかもしれませんが、多くの人に見てほしいです。
1998年12月2日にリリースされた、ポイズンの4曲入りビデオクリップ集。紙箱ケース、歌詞カード付き。限定特典としてオリジナルTシャツが封入されていた。
1st〜3rd8cmシングルの
タイトル曲と、1stマキシシングルの2曲目のPVを収録。Foreverはビデオ「メッセージ」に収録されていて、2曲目〜4曲目は初収録で、かつ、このビデオのみで観ることが出来た。
後に、このVHSビデオ「CLIPS and more」に「Free」を追加収録し「1997-2000 SINGLE CLIPS」として2000年12月20日にDVD化リリースされた。