互換インクではいい思いをしたことがないのですが、安い
プリンターなので壊してもいいという覚悟のもと購入してみました。
まったく問題なく印刷も綺麗です。ただ、印刷面が乾いてくると全体が青っぽくなります。大切なものは別の
プリンターでやり、コストを抑えるものはこれで済ませていますが、この
プリンターのときはフォトショでブルーを少し抜いてやると元来の色になりました。
とは言うものの値段を考えればこれほど安上がりなインクはないと思います。
互換インクで一つだけ注意点は、インク
カートリッジの種類(メーカー)を変えるときは全色いっぺんに変えるという法則に則り、全色変えましたがそれが功を奏したのか、スジも出ないし最初からとても綺麗でした。
色の癖をつかんでしまえば加工で何とかなりますし、純正だって
プリンターごとに色の癖があるので慣れて使いこなせば問題ないと思います。
最後にインクの量についてですが、たっぷり入っています。はがきサイズので全体的に赤みが強く色が濃い目の写真を印刷したところ、マゼンダが当然一番先に無くなる訳ですが、120枚行けました。他の色は半分以上残っています。しっかりと量も入っているようです。
と言うことでこの
プリンターは今後もこのインクで行きます。
以前、互換インクを使用して
プリンタが故障した為、
プリンタ買い替え後は
ずっと純正を使用しています。もう少し値段が安いと良いんだけど。
申し訳ないが
エプソンの土橋光廣氏という方を存じませんでした。
1985年に西側企業100%として初めて中国に工場を持ったのが
エプソンであったことも初めて知りました。
最近、中国脅威論が巷で喧伝されているが、1.労賃の安い工場、2.巨大な消費市場、3.企画やグローバル経営拠点、という3つの観点を80年代から明確に持っていたことには感心させられた。現在でも3番目の企画やグローバル経営拠点として中国を見つめる企業はほとんどないであろう。
土橋氏のようなリーダシップと明確な経営思想が企業にとっていかに大事か、ということである。
この本全体は東京オリンピック前後の
プリンタ、クォーツの誕生から現在の
エプソンに繋がる系譜をプロジェクトX的に書かれており、ベンチャースピリット溢れる物語としても楽しめる内容になっている。