小さい頃の記憶がよみがえりました。昔は良い妻悪い妻普通の妻が全て同じ人物だと思えませんでした。欽ちゃんも若い!欲を言えばハプニングシーンをもっと入れて欲しかったです。
KIDのエース打越鋼太郎、中澤工による切ない系ノベルゲームです。
と言ってもノベルパート以外にROOMANIA#203を思い出させるようなルームパートもあるので純粋なノベルゲーではありませんが。
シナリオとしてはぶっとんだ打越節に引く人もいるかも知れないのはまぁ打越関係作品の基本なのでおいといて、最初にパッケとか説明見て思った話の流れから予想外の展開にもっていって綺麗にまとめているのは流石エース陣といった所。
KID黄金期の一作ですのでおすすめできる出来です。
ただ元のDC版からPS2以降版への変更点が個人的に納得行かない。
追加要素はいいのですが主題歌がDC版の名曲から平凡な曲になってしまったのとヒロインの一人である汐見翔子の髪型が何故かショートからセミロングポニテに変わったこと。
髪型が変わったために受ける印象が変わってしまって、DC版でぴったりだと思った部分がズレてしまった。
ごとPさんに合うことがあったら何故なのか聞いてみたい・・・。
あとの追加要素は
アリです。
いわゆる「雑誌先行広告デビュー」の先駆け存在
(当時の資料を基にすると、そうらしいが)
出身地の札幌で、10代の頃に自分の名刺を持ち歩き、
その時に使っていた偽名(と、いうか遊び名)の
「中原理枝」が、一文字変わってそのまま芸名になった・・・
と、言うことになっている中原理恵のソニー所属時のベストである。
大ヒット曲は、いわゆる「東京ららばい」と
「ディスコレディー」くらいだが、
途中、萩本欽一の番組に出ていたあたり発表した、
「死ぬほど逢いたい」や「愛してクレイジー」も、
売り上げはやや動きが鈍るが、
いい動きは見せていた。
歌自体は、非常に良い音程で、
歌手としては、ヒットしたしないにかかわらず、
いい仕事をしていると思う。
こうして1枚のCDとして通して聴いてみると、
非常に多種多彩な歌の種類を、
きちんと理解してこなしているし、
今、聞いてみても、80年代の大人の「半AOR」と「半ムードソング」の
中間のような位置を、きっちりポジションとして、
押さえた感じである。
ただ、
スタッフの意向だと思うが、
ジャンルがあまりにも飛びすぎで、
シングル間の統一性がやや乏しい。
これは、本人がどんな歌があっていて、
なおかつ何がヒットするかという、
試行錯誤の表れの典型だと思うが、
もう少し、ひとつのジャンルの歌にしぼっても
良かったのではないかと思う。
個人的には、カリプソ・ソカのような、
もっと元気な歌を、この声で聴いてみたかった気も。