「サイボーグ009」や「仮面ライダー」といったおなじみの作品はもちろん、
“大事に保管されてきたんだろうな~”と勝手に想像してしまいそうな
見たことないレアなイラストも収録されてます。
ボリューム満点なうえ、値段も手頃でありがたい！
石ノ森ワールドに浸りたい人にもってこいの一枚ですよ。

００９でゲーム化するんだったら絶対、格闘ゲームだろう！
と踏んで居たのにあえなく撃沈。
皆、良い必殺技持ってるんだからさ~。まぁ、ブロック崩しでも必殺技は
生かされてるけど、タイミング逃すと使えないからね・・・。
やっぱり、自分的には格闘ゲームちっくにして欲しかった~

天使編や地下帝国ヨミ編or平和の戦士は死なず等のエッセンスを取り入れて現代風な００９を作り上げた
作品という印象を持ちました。
人類を滅ぼすのは「彼（神？）の声」を聞いた人間自身。
本家？のGOD'S WARのほうは様々な怪物が人類を滅ぼそうとするのと大きく異なり
この辺が現代っぽいです。また各国で巻き起こる自爆テロは政治的にゼロゼロナンバーサイボーグ
の仕業にされそうになり、ここからクライマックスになります。
ストーリー自体は短い時間ながら上手いおとしどころをみつけたなと思いました。

しかし、全体的にどうにも盛り上がりに欠けるような気がしました。
ピンチらしいピンチもなくサイボーグの特殊能力で乗り切っちゃったというか敵が弱すぎな感じです。
００９の醍醐味の原点って敵より能力は劣っていながらチームプレーで乗り切るところにあると
思うのですが・・。

色々と謎を残してますので壮大な物語のプロローグとも取れますが、その割にはラストシーンは
妙にケリがついた感が漂ってて・・・。

あと肝心の００９の顔ですが場面によってはトボケた感じがするのは僕だけでしょうか？
もっと精悍な顔にならなかったのかと・・・。
張々湖が自身の中華チェーンに名前を使ったことにより権利関係でギルモア財団と揉めた
とありましたが、自身の名前を登録してなぜ揉めるのかよくわからなかったなぁ。

この日が来るのを待ちに待っていたら、「お届け予定日が確定していません。」メールが。
でもなんとか予定日の最終日に発送され、昨日から聴きまくりです。
予告トレーラーの曲が入っておらず、残念でした。が、別パート予告の曲はちゃんと入っており、
待っていた甲斐がありました。
入っていなかった曲は「another」の方に入っていることを期待していますが、また、1ヶ月近く待たなければなりません。
これなら２枚組にして欲しかったです。ということで星ひとつマイナスです。
曲そのものは大好きなので、文句のつけようはありません。

お弟子さんってすごいんですね、私の中の００９たちのイメージがまったく崩れない。多少は覚悟して読み始めたのですが、これには本当に驚きました。石森さん自体も長い間にいろいろ絵が変化して、うーーん、これは・・という時もありましたが、良いときの
石森さんの絵をとても誠実に再現されていると思います。
他の方のレビューも読ませていただきましたが、私は００９はやっぱりマンガで読みたいと思うので、小説は読んでいません。
これからまだラストまで長そうなので、不満が出て来る時もあるのかもしれないけど、１・２巻まではとりあえず満足しています。
強いて不満を言えば、刊行が遅いので、３巻以降はもう少しスピードアップしてもらいたいですね。