セルシェルというギタリストを知ったのは、オルフェウス室内管弦楽団と組んだ『アランフェス協奏曲他』で、ギターの音が端正で上品。。。 それに呼応するように、オルフェウスのメンバーがセルシェルの美音に触発されて、この楽団の過去最高の精妙なアンサンブルを聴かせていたのが印象的だった
セルシェルの美音のイメージを残しつつ次に出会ったのが、11弦ギターによるバッハの作品集三枚組。。。 左手コード進行音と、右手のピック音を全く感じさせない、超絶的な技巧と、その徹底して磨かれた美音に、酔いしれた バッハのような絶対音楽は、むしろ音譜そのものの純粋な積み上げで、丹念に音を紡いでいった方が、音楽表現としては好ましい
時代的に、チェンバロという反響の少ない楽器であったこともあるが、それに合わせた音作りなので、音がいささか多いという要素もある バッハの、実はかなり情感的な音楽に、これでもかと抑揚をつける演奏は、自分は苦手だ むしろ音1つ1つの純粋な美しさを磨くことを最優先したセルシェルは、それまでのギタリストとは一線を画した存在であると思う 全ての音譜を自分の一番の美音で、バッハの音楽を端整に組み上げていくだけで、無限のイメージと感情が、自然に沸き上がっていく もはや、演奏者の独善的な陶酔を押し付けられるという次元のものではない
そんな、献身的とも言えるバッハ弾きが、これもまた自己の敬愛するビートルズに、一身を投げ打ってアプローチしたものがこのアルバムだ 数枚のアルバムの独奏から編集したものだが、これ1枚でセルシェルの編むビートルズが、いいとこ取り的に味わえるのだから、悪いわけがない
アクロス ザ ユニヴァースのアレンジで、どちらかといえばリズムに焦点を当てるより、メロディーの自然な流れを重視した方がいいかな。。と思ったくらいで、あとは完璧 簡単に聴こえるそのメロディーラインに、限りない名人性を秘めている
イェラン・セルシェルのギター独奏によるクラシック曲ほどには彼の演奏特色を感じない。予想と違った演奏のスタイルだが、これはこれでいいものだと思う。
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