サッカー漫画のなかでもかなりの異色作ですが、かえって新鮮で面白いです。
Jリーグチームも比較的近くから接しているので、とてもリアルでした。

能田先生の作品はほとんど目を通しているがこの作品は未読であったため今回の復刊は非常に嬉しい。
クラブの運営目線から描かれているところはジャイアントキリングに近いところがあるが、この作品はチームがJ2ということもあり、資金難という課題にどう向かっていくのかが大きなテーマとなっている。
金について掘り下げたサッカー漫画は珍しい。続きが気になる作品である。

描き下ろしも充実しているが、フジ丸、青島の顔が連載時と大きく変わってしまっていたのは非常に残念。
仕方のないことではあるが、魅力ある企画であったためファンとしては似せる努力をして欲しかった。

（書評）　サッカーの憂鬱~裏方イレブン (マンサンコミックス)

鉄道・飛行機など公共交通が多くの職種で安全輸送をしているのと'同じで、サッカーを運営して行くにもいろいろな人の努力が必要と'わかる一冊です。

日本の医療は「チーム医療」はかけ声ばかり。小手先の改革の連続'で現場は疲弊。

職能団体はそんな疲弊した職場を繁栄して「利権代表」を表に出し'て必死。

医療の世界はサッカーや鉄道に学ぶところは大きいです。