前々から興味があって2ヶ月も前から予約していて、今日届きました。やはりサガの曲は名曲ぞろいですね。聴いてて鳥肌がたつくらいかっこいい曲が多くて、非常に聴き応えある内容になっていると思います。サガのサントラをもっている方にはこの発売は残念に思われるかもしれませんが、1枚もサガのサントラ持ってないという方、サガの熱狂的なファン、コレクター思考のある方には値段ははりますが、買って損はないと思います。このCDを聴けばきっとサガのすばらしい曲に感動し、心癒されるはずです。お勧めです。
サガシリーズの伊藤賢治氏の楽曲は、激しいドラムと強烈なギターが特徴的です。
ロマンシングサガ3以降特に顕著で(サガフロンティア2とアンリミテッドサガは作曲者が違います)
このいわゆるイトケンサウンドは、私のように魅力を感じて惹き付けられるファンが多い反面
自己主張の激しい楽曲の数々に拒否反応を示す方も少なからず出てしまいます。
ある程度人を選ぶことを念頭に置き、伊藤賢治氏の楽曲を聴き慣れていない方は
公式サイト等で視聴を行なってから、購入を検討することを推奨します。
全体的な総評としては、大半の曲がこれでもかと言わんばかりの激しいドラムに
強烈にギターをかき鳴らしたミンストレルソングに近いハードロックアレンジとなっており
実に伊藤賢治氏らしい作品に仕上がっています。
良くも悪くもイトケンサウンド全開なので人によっては一度聴いただけで
胸焼けがするかもしれませんが、伊藤賢治氏のファンならば満足感のあるアルバムと言えるでしょう。
気になった点としては、決戦!サルーインがミンストレルソング準拠の仕上がりとなっているため
Believing My Justiceと共に、もう少々変化を加えて欲しかったという印象です。
そして個人的な好みの問題ですが、七英雄バトルが
ジャズアレンジというのは如何なものでしょう?
私個人が
ジャズが好みではないというのもありますし、伊藤賢治氏も賛否両論あるだろうと
述べていましたが、やはり伊藤賢治氏らしい激しいアレンジを期待したかったですね。
何曲かには意表を付いたアレンジも必要、ということであれば
ミンストレルソングの熱情の律動やRe:Birthの愚者の舞のような
フラメンコ調の情熱的なアレンジというのも面白かったのではないかと思います。