評価が、はっきり分かれると思います。この監督の作品が好きな人には、必見。自分的には、好きな映画のベスト3に入る作品(ユリシーズの瞳)なので☆5個です。でも、嫌いな人は、☆0でしょうね!
まずはBD化、ありがとう紀伊國屋さん。だけど、このタイミング(アンゲロプロス逝去直後)でのリリース発表というのが、ちょっと心配です。と言うのも、(言い方はよくないですが)この機に乗じてのリリースならば、BDとしての完成度に不安が残るからです。しかし、紀伊國屋さんの、これまでの製品作り(画質、ブックレット、
タイトルラインナップ等)には、概ね満足(価格以外)しているので、星五つ献上します。他作も含めて、巨匠が残してくれた大切な宝物の誠実な商品化を期待しています。
初めての藁科作品として読みました。めちゃくちゃ面白かったです!ウイーンに住む、瀬川幸子という主婦が主人公。二人の義理の息子を育てているしっかり者の女性。ある日、市場での買い物の途中で、魔法の青めがねを買ってしまう。過去や、本の中にも行ける青めがね。幸子は家族に内緒で不思議な、危うい旅を重ねる。そして、ついに亡くなった弟に会う旅にでる。さあ、そこからが大変。こちらになかなか戻れない・・・。でも、最後は、私、泣けました。読み終わってしばらく、本を抱きしめました。 この人の本、もっと読みたいです。