ことはまったく知らない。アニメなんだか、マンガなんだか、それすら知らない。ただ、秋山瑞人という作家の名前で買っただけだ。
夏休みのボーイ・ミーツ・ガールの完成形の『イリヤ』もすごかったが、一切人が出てこないのにあれだけ楽しく読める『
猫の地球儀』もすごかった。
話を秋山瑞人が考えてないのか(どうかはしらないけれど)、そんなことに違和感を覚えることはない。てゆうか、それで忌避していたら非常にもったない。これもまた傑作である。
平均文章レベルがどうしようもないライトノベル界において、稀有な文章力。たぶん、今まで読んできたラノベ系の作家の中じゃ、この人、文章いちばんうまいんじゃないでしょう。
おすすめ。