写真満載ですね！これからの活躍も期待しています！
どんどん素敵になっていく勘九郎さん応援します

そのうち購入しようと思っていましたがAmazonで在庫切れが起こったため、慌てて購入しました。
目当てはサウンドトラックと[後編]です。

サウンドトラックは迫力満点でした。
特に「she is a witch」はまさに劇場版！といった趣きで大変素晴らしかった。コーラスが効いています。
2013年12月にMUSIC COLLECTIONが発売しますが、あちらはTVシリーズが元になっていますので、本作のサウンドトラックとはまた別物です。

本編は新OP、新変身バンク、大幅な作画修正、追加カット、新規劇伴など、圧倒的にパワーアップしています。
特に後編（TVシリーズの9話から12話）は、これを見てしまうともはやTV版には戻れません。
ただでさえクオリティの高かったTVシリーズが文句無しに洗練されています。

しかしそんな劇場版の前編は、カットされたシーンがあまりにも重要でした。
特に劇場版でカットされたTV一話冒頭は一ファンとして絶対に欠かせないシーンで、これを見ずにまどマギは始まらないと感じてしまいます。
[新編]を見れば、なぜTVにあったシーンをカットしたのか理由は想像できますが（※コメントにて補足）
それでもあの冒頭は削らないでほしかったのが個人的な本音です。
もしこのレビューを読む中でまどマギ未視聴の方がいらっしゃれば、「TVシリーズの１から４巻までを見た後、後編だけは劇場版で視聴する」という視聴順をオススメいたします。
　
　
脚本を書いた虚淵玄氏が2006年に発表された『Fate/Zero』のあとがきは
「虚淵玄は、心温まる物語を書きたい。」という書き出しから始まっています。
このあとがきの中で、氏は下記のように語っていました。

「物事というのは、まぁ総じて放っておけば悪い方向に転がっていく。どう転んだところで宇宙が冷めていくことは止められない。”理に適った展開”だけを積み上げて構築された世界は、どうあってもエントロピーの支配から逃れられないのである。
　故に、物語にハッピーエンドをもたらすという行為は、条理をねじ曲げ、黒を白と言い張って、宇宙の法則に逆行する途方もない力を要求されるのだ。そこまでして人間賛歌を謳い上げる高潔なる魂があってこそ、はじめて物語を救済できる。ハッピーエンドへの誘導は、それほどの力業と体力勝負を作者に要求するのである。」

そして次の行で、「虚淵玄は、その力を失った。今もまだ取り戻せない。」と綴られています。
月日を経て、数々のスタッフの協力を得て、氏はどうやら力を取り戻したようです。
物語で起きる幸福は、物語の中だけで終わることなく、現実にまで影響を及ぼすのだと、そう信じられる作品でした。

純正品なので色はばっちりです。容量が少ないですがタッチペンとしてはこんなもんでしょう。何度も購入しています。