江戸時代の"芝居小屋"を仮設劇場として現代に完全再現し、2000年から毎年1回、期間限定で公演を行う中村勘九郎のプレミア公演「平成中村座」。本作は2004年7月17日~25日にニューヨーク・リンカーンセンター内仮設劇場・平成中村座で行われた初の海外公演をDVD化。ショービジネスの本場マンハッタンのど真ん中に小屋を建設し「夏祭浪花鑑」を上演した勘九郎。2005年の勘三郎襲名を控え、勘九郎としての40年を締めくくる時期の大舞台になった興奮と感動のステージを余すところなく収録。また舞台裏や大阪で行われた凱旋公演の模様、さらに地方公演の模様も収めた、勘九郎の魅力が満載のパッケージとなっている。

勘三郎さん大ファンの親戚に頼まれて購入。
なので、その人の感想を書きます。

映像も美しいし、解説がついていて親切。
しかもその解説もうるさいものではなく、芝居に集中しながら補ってくれる自然な形でとてもいい！
もう亡くなってしまいましたし、見ておきたいという方、見れば良かったという方にお勧めの商品だそうです。

余談ですが、パソコンが使えない高齢層の人には、松竹で申し込みするよりアマゾンで買う方がずっと安いのが不思議だそうです（＾＾；；

歌舞伎に興味のない人はべつとして、これまで歌舞伎をみてきた人、勘三郎に楽しませてもらってきた人にとっては、本当にかけがえのないエピソードが満載。数々の芸談や家族や観客の話。時に笑い、時にほろっとし、勘三郎の人柄に惚れ直しては悲しくなったり…夢中で読みました。

歌舞伎ファンにぜひ薦めたい
一瞬を捕らえたはずの写真一枚が　舞台に流れる時間　舞台に到達するまでの時間を
感じさせる
勘九郎の鍛えられた肉体を通して　舞台を勤める為には何が必要かを知ることが出来る
襲名興行を含め　それに至るまでの舞台写真は　観劇時の感動と興奮を甦らせる
舞台は観た時限りのものだけれど　芝居絵を観るようにこの写真集を楽しみたい
勘九郎七之助兄弟を応援する気持が一層強くなると思う

歌舞伎はあまり詳しくないのですが、2010年11月に勘三郎（勘九郎）・勘太郎・七之助の連獅子を見て感動し、購入しました。
私が見た公演からは数年前の公演映像なので、演技は今のほうがいいかもしれませんが、DVDの内容も非常にすばらしかったです。
また、インタビューや楽屋裏の映像もあり、狂言師から獅子の精への早変わり場面も写っているので、実際に舞台では見れない部分が見れるという楽しみもありました。
次は是非親子3人での連獅子もDVD化してほしいです！