インド、スリランカ、シンガポール等で7000万人以上の人々が話すタミル語。今後日本企業でも現地でのビジネス機会が増えることは確実視されている中、この入門書はありがたい。しかもCD付で大変分かりやすい。現地へ赴く人にはもちろんだが、今後それらの企業へ就職を希望する就活生にとっても、タミル語を学んでいるという自己PRは大きなアドバンテージになるはず。少ない自己投資で大きなメリットを期待できる一冊。
ポーの生誕200年記念に出版された短編集、第一弾。
「ゴシック編」と銘打たれたこの本には、以下の6作が収録されています。
温厚だった男性がアルコールで身を崩し、やがて罪を犯し自滅する様を
彼が可愛がっていた黒
猫を印象的にからめて描いた「黒
猫」、
疫病から逃れるため城に閉じこもり、遊興にくれている王侯貴族に
やがて影が忍び寄る「赤き死の
仮面」
最愛の妻を亡くした男の、妻への想いとその後の生活の独白「ライジーア」、
スペインの異端審問にかけられた男の「落とし穴と振り子」、
自分にそっくりな男がつきまとう「ウィリアム・
ウィルソン」、
級友に招待されて行った屋敷でおこる不気味な事件「アッシャー家の崩壊」。
多くが、作中人物の独白形式で書かれています。
物語は美しい、絢爛な文章でつづられながら
緊迫感と不気味な雰囲気も併せ持っていて、まさに名作。
巻末には年譜も収録されています。