最近居酒屋等でJazzをBGMで使うお店が増えているのは、嬉しい限り。
しかし、このCDは危ない!最初から「喰ってやるぞ!!」と言わんばかり。
あまりの咆哮に打ちのめされて「もう、どうにでも好きにして~」となる可能性も大?まず、無いな。
咆えまくりですが、FreeJazzではない。
ボーナストラックもTrack1同様に兎に角カッコ良くて秀逸。LP時代は泣く泣くカットだったのですね。
Jazzの持つ人間臭さ・魂を再認識させる一物。
Jazzをナンパ使いするのに飽きたら是非どうぞ!
ジャケットは今ひとつ魅力に欠けるが、内容は最高。ポップでダンサブル、グルーヴ溢れるスピリチュ
アリティが感動的な、Pharoah の1970年インパルス代表作。
アストラルで幻想的な [1] に始まり、東洋色強い [5] からアフリカン・パーカッションの [6] へ、一気に振り子が揺れる。Pharoah らしい咆哮で始まる [2] の
タイトルは、黒は黒人を、赤は奴隷貿易により流された血を、緑はアフリカの豊かな大地を象徴する、アフリカの国旗でよく使われている3色。
ウッド・ベースからメタル的な響きを引き出し、グリッサンドを効かせたアルコが驚異的な Cecil Mcbee 渾身のベース・ソロ [4]。Lonnie Liston Smith のピアノが輝きに充ちたグルーヴを叩き出す [5] 。アルバム・
タイトルになっている [3] は、当時の Pharoah の妻の名前。各チューン程良い長さの全6曲で、もう絶対お薦め!