時代物、社会派サスペンス、SF、終末系と、一本で色々楽しめる映画ですが、「圧政と抑圧された草莽の民の怨念」で一貫しているものの、それぞれどこかで見たことのあるような話ばかりですね。私は、頭の具合がおかしくなった母親を施設に入所させた経験がありますので、「2012年の老人ホーム編」が一番面白かったですが、あれは「カッコーの巣の上で」でしょう。看護師役のヒューゴ・ウィービングとか云う俳優の女装演技が傑作でした。
ところで「1973年の原発企業の陰謀編」は、石油
メジャーが原発事故をたくらむ話でしたが、実際に事故が起きたら、誰もコントロールできなくなって被害が拡大し続けるしかないのがフクシマ後の現実が示している通りです。ですから「2321年の文明崩壊後の地球編」も今となっては実にリアルな予測ではあるんですが、2321年と云ったら、あれからちょうど310年後に当たります。そんな先まで人類が生存できるわけがないとも思いますが、まあ仮に生存できていたとしても、南半球のどこかでしょうな。北半球は無理だよ。トム・ハンクスが「ノミの希望だ」と言うと
ハル・ベリーが「ノミはしぶといのよ」なんて答えていましたが、今の北半球ではすでに、ノミの希望すら持てなくなってきているのが現実ですから。
1stアルバムから1年9カ月ぶりに発売された2ndアルバム。
このアルバムの感想を一言で現すのであれば、完璧。
1stアルバムの時は、HappyGirlというシングルであり、ファンからの人気が高い曲が
アルバムの流れを阻害しているところもあったのですが、
今回のアルバムではシングル曲がすべてアルバム曲の中の一曲として意識して
作られてたと錯覚するくらいに、見事に融合しています。
アルバム全体の構成も正直非の付け所がありません。
特にSTARLET SEEKER〜sentiment〜Friend〜Miracle Gliders〜Pleasure→Linkの流れは秀逸で、Friendからのミラグラは涙腺決壊ものでした。
ハピガのようにかわいい系のキタエリを所望している方にはちょっと辛いかもしれませんが、BirthやDestinyが大好きな人にはたまらない一枚です。
個人的にキタエリのアルバムは、J-ROCKやV系でもやらないアルバムのブックレットの最後のページを観るのが楽しみで、今回もやはり最初にした事です。
アルバムに参加したアーティストを観るのが楽しみです。
まずGalneryusの元メンバー、Leda。
TMRや
GacktのサポートメンバーであるIKUO。
La'cryma ChristiのLEVIN。
GRANRODEOのサポートメンバーである瀧田イサム。
アニソン業界では知らぬもののいないR.O.N
知る人が見ればここを見た段階で爆笑ですw
こういった楽しみ方も出来るのがキタエリのアルバムのいいところです。
そして、このアルバムは彼女のこれからの音楽活動がますます楽しみになる、そんな一枚です。
とっても可愛い
ヒトデパーツです。夏に向けてもっと海系のパーツが欲しいです。