大型本とありますようにでかいです。
それがハードカバーで箱つきです。
それで208ページあります。
(小さくて薄くて高いのに私がなれてしまいましたのか
とってもお値打ちに思えます。)
全ビジュアルがのってますし、
ゲーム攻略のフローチャートもあります。
スタッフによる誕生秘話もありますし、
雑誌に掲載されたショートストーリー等も載ってます。
というわけで非常にお買い得だと思います。
ただ、ゲームをしない人には残念ながら
必要ではなさそうなのでその点を考慮して星4つにします。
ゲームで聴くよりも高音質な仕上がりです。
PS2版『夜明け前より瑠璃色な』をやって音楽を気に入った人なら満足できると思います。
特に、翠ルートに出てくる
クラリネットの曲やオープニングの曲のピアノアレンジバージョンはおすすめです。
そして、最後に収録されている『未来パレット』もおすすめです。全声優陣による録り下ろしの曲で、楽しい感じで最後を締め括っています。
ゲーム版を知る向きが多い為に不幸にもそれと比較されて酷評ばかりが目立ったこのTVアニメ版「夜明け前より瑠璃色な」だが、DVDで言えば4巻あたりからようやくエンジンがかかってきたようである。そしてこの最終話も特に大きなドンデン返しがある訳では無いのだが、だいたいのオーソドックスなまとめ方に終わった。恐らくこのままでは他のアニメ作品の中に埋没してしまい、「One Of Them」で終わってしまうだろう。それぞれのキャラクターも分かり易く、ストーリーも分かり易いのだが…。
しかし、それでは勿体無い話ではないか。せっかくの可能性も持ち合わせた作品であるから、どうせならOVA化して続編を作るか、もしくは基本的な骨子は変えずに細かい部分を煮詰めたOVAとして再出発させるのは如何なものだろうか?例えば「
天地無用!」の様な作品とする事である。「
天地無用!」の場合はOVAから出発してTVアニメ化されたが、「夜明け前…」はその逆とする。また、ラジオ番組化するなど、様々なメディア展開するのも面白かろう。
これだけ出ては消えてゆく多くのアニメ作品の中で、どうせなら後世に残る、或いはベンチマーク的なものを目指して欲しいと願うのは愚生だけであろうか?