長野さんの作品には、妖しいものと交歓するような話がたくさんあります。
幽霊・
妖怪そんなものの類が登場する作品は、長野さんの得意なジャンルではないかと思っています。
ストーリーは五話に構成されていて、『
猫飼亭』と言う屋号を持つ、少し浮世
離れした家屋に棲む美貌の(?)四兄弟が、各ストーリーに誰かしら関わり妖
しい魅力を醸し出しています。
また、ストーリー事に主人公(全て男…?!)が、それぞれの理由で何故かこ
の『
猫飼亭』導かれ、ひと時の極楽♪を味わされる羽目になるので、ドキドキ
ものです!!(笑)
何と言っても登場人物が男ばかりでありながら(例外が一人…汗)、妖艶な世
界を垣間見せて頂けるのですから、好奇心一杯の女性には事にオススメの一冊
かと思います。v
ちょっぴり艶めかしい描写は、著者のこれまでの作品を知る人でさえ、新たな
発見と、イイ意味で裏切られた気分が満喫出来るものと信じつつ…。
本を先に読んでいてよかった。本を先に読んでから聞いて欲しい。CDとしてはとてもよかった。けど自分は原作の方と微妙雰囲気が違うと思うから原作が好きでこのCDを聴こうというなら(自分もそう)はがっかりするかもしれない。