2曲目がとてもよいです。80-90sのディスコっぽさがありつつ、ドライで無機質なんだけどどこか歌謡曲っぽいウェットな女性ボーカルがマッチしている良曲。
以降は全体的にラップの曲か、おそらく本人?と思われる素人風なけだるい男性ボーカル中心。
確かインタビューで見たのですが、アーティスト本人がもともとブッダとかジャパニーズヒップホップに傾倒しているところが大きいのでしょうか。
本人歌唱による楽曲はちょっと前でいうRAM R
IDERを思わせる感じで歌唱力ごまかすためにオートチューンかけてみました的な
仕上げはやや聴き飽きた感はあるものの、前述のM-2や後発の森高千里による作品など、ドストレートなボーカル物は2014年型80s(厳密にいうと1988-1992年あたりの和製ディスコ的な?)に通じるシンパシーを感じたり。
それを当時を知らない新しい世代が表現しているところがおそらく面白味であり、tofubeatsの醍醐味なのかなぁと。
よってM-2に期待度が上がった結果、日本語ラップやオートチューンの男性ボーカルが続くため、胸キュンなボーカル物を求めた人にはアルバム全体は不向きかもしれません。単曲買い推奨。。
M-2の楽曲だけなら★5だけどアルバムとしては★2減。※個人の感想です。
アルバムラストの表題曲がイントロと繋がるというお約束的遊び心があるのだが、
ボーナストラックのRemixに邪魔されて結局ループされていないというのも残念というかなんとも無念(笑)
クラブミュージックに多い、メインボーカルを持たないスタイルのアーティストはどうしても歌い手によって大きく左右するので(森高は好きだけど神聖かまってちゃんはちょっと…、とか←これは次のEPの話ですが)、そこで評価のバラつきが出ないくらいそのアーティスト自身の説得力が追いつくのが今後の課題か。