『イース』 『ソーサリアン』 『ロマンシア』 『シェンムー』 『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』 『カルドセプト』
『湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE』 等々、数々のゲームミュージックを手がけてきた、古代祐三氏の作品の中でも、
個人的に随一の出来に挙げたい『アクトレイザー』を、和田薫氏がオーケストラアレンジしたものです。
既に発売されている、『アクトレイザー』オリジナルサウンドトラックと基本的に同曲で、
『Opening〜天空城〜BLOOD POOL〜CASANDORA』 『Intermezzo』 『FILMOA』 『IntermezzoII』
『AITOS〜TEMPLE〜降臨〜世界樹』 『IntermezzoIII』 『PYRAMID〜MARANA〜静寂〜NORTH WALL』
『人々の誕生〜捧げ物』 『魔獣現る〜強敵〜
SATAN』 『平和な世界〜ENDING』
の10曲が収録されています。
名曲揃いなのは言うまでもありませんが、深き荊の森の戦いを描いた『フィルモア』は
攻撃的・尖鋭的だった曲調ががらりと一変し、緩急のメリハリがついた、古代の森林の美しさを描いたものとなっていたり、
『人々の誕生』をアレンジした『インテルメッツォII』は、古代ギリシアの伶人が竪琴を奏でるような哀切さを有していたりと、
別種の興趣がある美しい曲に生まれ変わり、原曲と比較して楽しむ事ができます。
中でも最高の出来は『人々の誕生〜捧げ物』で、総てが薄明であった開闢の時代、
自然の脅威の中細々と、だが力強い生活を営む人々の暮らしぶり、繁栄、生と死、世代の交代、神への祈り、
夜の訪れ…などを想起させる、深みと崇高さを持った必聴の価値ありの名曲になっています。
前作のシミュレーションパートが面白いという意見もあるがやる事はいつも同じで結局どんな街になるかも同じでありそれほど面白いとは思えず… しかしこの2はアクションに特化しており主人公である神の技や動きも大幅追加。
間合いを見切り攻撃を避けここぞで技を用いるアクションゲームとしての面白さは大いに上がった。
そうこれはあくまでアクションゲームなのだ。オマケ程度のシミュレーションパートがなくとも面白いのである!
こちらのCDは、「古代祐三 BEST COLLECT
ION Vol.1」として
2007年に再発売されています。
中古の、高い値段のものを買う必要はないので、そちらから購入するのもいいでしょう。
ただ、
ジャケットのデザイン等、総合的に見るとやはりファンにとっても唾が垂れるほどほしいものなんでしょうけど。
ただ、音質的な面で言えばベスト版はリマスターされており
音が良いです。自分がどちらが欲しいか、考えてから購入しましょう。