いまや伝説と化した最初の東大寺コンサートから30年。 そして時は流れて、平成の世に再び開催されたコンサート。 ここで歌われた「まほろば」と「修二会」は普通のコンサートで聴くよりも一味も二味も違うほどの圧巻。
ここ数年さださんのコンサートに元気をもらい行っています。昔懐かしのうたとトークは、今も健在。私の人生で2度目のブレイク中です。お友達にも元気になったほしくて、この本を病床の友にも渡しました。また 生のさださんに会える日が待ち遠しく、ほのぼのあったかい気持ちになりました。コンサートの話術と違うのは、じっくり理解できるところかな(^^ゞひきつけられてあっという間に読み切ってしまいます。
一緒に購入した「きゃりーぱみゅぱみゅ」が「はたち」を連呼しているのに「さだまさし」は「きゃりーぱみゅぱみゅ」の人生の2倍の時間、歌い続けていたのは、凄いと思いました。CDも3枚あり、好きな曲もたくさん収録されていて、お得でした。「防人の詩」が特にお気に入りです。
「眉山」「解夏」を読み、巧い、と思いました。プロットが巧いのは彼の曲にも通じる言葉ですが、落語や古典にも詳しい彼は語る言葉を本当にたくさん持っている。今回は、実話であるだけに迫力が違います。常に他人の言葉で語られる「航一郎」さんが生き生きとよみがえります。一人一人の語りによってのみ作られるという構成も実に臨場感あふれて引き込まれます。題材となった方々も素晴らしいけれど、さだまさしさんの技量も素晴らしい。一人称で書いたものの何倍も奥行きのある話になっていると思います。彼はもはや、作家としても一流の域にあることを示してくれました。是非読んでほしいと思います。
映画をまだ見ていないがあいかわらず曲と歌詞が素晴らしい。 DVD付だったので映像も楽しめた。 映画の映像だけでなくさだまさしさんの歌っている様子の映像もあり満足
|