オマーンの乳香は、テレビとかで有名だったので、購入してみました。直接に火をつけようとしてみたり、やや間違いをしましたが。なんとか香りをかぐことが出来ました。日本人にはまあまあかな、という感じです。
サウジアラビアには行ったことはありませんがこの本を読んで現地の暮らしを追体験しているようで楽しかったです。特に女性目線が私には嬉しく民族の習慣や考え方も勉強になりました。ここまでアラブの家庭の中を書いたものは今まで読んだことがなかったのでこれからもまだ書いていないことを追加して頂けたらと思います。
イスラムの国、特に中東の国々の女性たちの状況を知らなかった訳ではないし、現在もイスラムの国と深く関わる仕事をしているが、サウジの王族の女性が自分の生活や状況を自分で語った(アメリカ人のジャーナリストを介しているが)この本は衝撃だった。 一日に1千万円ぐらいの買い物を平気でしたり、出産時には
ロンドンから凄腕の産婦人科医と看護婦を自家用ジェットでサウジに呼んだり、文字通りなんでも手に入るサウジ王族の娘ではあるが、もしイスラムの教えに逆らう、特に女性に対する厳しい規制に逆らうようなことをしたら、明日にでも石を投げられて殺されるか、家族の手で自宅のプールに沈められて殺されるか、一生を真っ暗な部屋に閉じ込められて過ごすか。。。自分の人生を自分で決められない、自分の結婚、出産、外出などはすべて男の決断に従わなければならない。 王族の娘でも14、15歳の年齢で60歳以上の男性の嫁にさせられる。 男たちはできるだけ若い娘を嫁にむかえたがる(12−13歳)。 本の中で、Sultana 姫(本の主人公)は、サウジの女性の状況、規制のほとんどはベドウィン(遊牧)文化などの昔の名残で、イスラムそのものの教えではないと語る。 どうであれ、この本に記載されている女性の状況並びに金にものを言わせて何でもしてしまうサウジの金持ちの状況は、なんと言っていいのか。。。 日本語訳がないのは、大変残念。。。