私にとってユベントスは小学校からの付き合いでして、この時代からのファンなら一緒かもしれませんが、将軍プラティニからユーベデビューです。
当時は、
トヨタカップだけがヨーロッパのクラブチームを見る事が出来なかったと言ってもいいぐらいでした。その時プラティニがアイドルになったのです。
数年後バッジョのすばらしさを堪能していたら、若きピトゥリッキオ「アレッサンドロ・デル・ピエロ」の登場です。
最初は、バッジョがアイドルでしたので少しジェラシーな目線でアレをみていたのですが、94-95のフィオレンティーナ戦でした。
右足アウトサイドのダイレクトボレー、しかも相手ゴールキーパーは好調のフ
ランチェスコ・トルド。強烈で鮮やかなシュートは、キーパーの手も届かずゴールに突き刺さりました。ビューティフルです。ワンダフルゴールです。鳥肌が、涙が止まりません。
この時からです。デル・ピエロだけがアイドルになったのです。
このシーンだけでも見る価値ありです。あ、チャンピオンズのフリーキックもいいです。バルテスの手も届かなかった。
この価格でデル・ピエロを少しでも感じられれば良しです。
いまでは、全盛期は過ぎてしまい出場回数も減りましたが才能だけは衰えていません。後少しのキャリアですが、アレッサンドロ・デル・ピエロだけが私のアイドルです。
最近ではズラタン・イブラヒモビッチの自叙伝は腹がよじれるほど笑えて、良くも悪くもその強烈なエゴの産物の痛快な内容だったが本書はそんな破天荒なエピソードの羅列でなく、アスリートの自伝にありがちな自己顕示欲の賜物でもない。
物静かで穏やかな一人のフットボーラーが、あくまでも誠実に自己の半生を振り返った一冊。
余りに内省的な語り口は端正な容貌とも華麗なプレイともかけ離れた素朴といってもよい人柄を物語る。
ロベルト・バッジオの跡を継ぐように鮮烈に現れたあの若き日の姿をつい最近の様に思い出す…彼の熱心なファンであれば必読。
自身が決勝ゴールを上げたユヴェントス優勝時の
トヨタカップの回想や、
タイガーマスク本人から貰ったマスク姿でベネツィアのカーニバルに出かけた逸話など日本びいきの彼らしいエピソードも興味深く、日本版の冒頭に述べられた東日本大震災の被害に心を痛める言葉も誠実な人柄をうかがわせる。
FIFAワールドカップ2002年大会の公式ガイドブックです、プレビュー号で好評だった一部のコーナーがそのまま本書に収録されています、主に出場チームの紹介で会場の紹介、過去の大会を振り返ります、本のサイズが大きく重いので携帯はし難いです。