この当時のアニメは、視聴率対策で路線変更により
前半と後半で雰囲気ががらりと変わるのですが
(
レイズナーはその最たるもの)、
バイファムは宇宙放浪編から、ククト星編になり、
新キャラがどっと増えてしまい
個々の魅力が分散してしまいそうで不安でしたが、
ロディとカチュアの精神的変化や
バーツとマキ、声変わりしたフレッドなど
以前より魅力がより発揮されたと感じます。
シド・ミューラァの、屈折した設定も
単なる美形悪役に終わらない存在感でした。
惜しむらくは、このDVDBOXには本当の最終話といえる
「ケイトの記憶〜〜」が収録されてないのが残念。
あそこまで補完されてこその、昭和バイファムだけに。
(追記です)
芦田豊雄さんが亡くなられたと知り残念です。
おそらくこのDVD
ジャケット3種の描き下ろしが
遺作になられたと思います・・・。
今後ブルーレイなどでバイファムが発売されたとしても
もう芦田さんの新作イラストが見れないと
思うと、やっぱり切ないです。
銀河漂流バイファムと、バイファム13、そしてOVAのみならず、サウンドトラックCDがフルセットになっているこの商品。本放送をリアルタイムで見ていた世代にとってはタマラナイ逸品です。この点については躊躇なしに満点を付けられます! がしかし、ディスクケースが少し陳腐に感じる事と、そのケースを外箱(化粧箱)から取り出そうとする際に、スムーズに出せない形状になってしまっている点が、少し残念に思います。それでも、商品の存在意義そのものに大きく陰を落とす要素ではありませんので、気にならない人には全く問題はありません。 次に価格ですが、確かに少々高めの設定ですが、収録・同梱されている数々の特典などに資料的価値を見いだせる事ができるなら、ぎりぎり許容範囲かとも思われます。 「これを最初から出していれば、尚良かったのに」が素直な感想ですが、往年のバイファムファンの希望が遂に結実した商品と言っても過言ではなく、以前にLDやDVDを買った人でも、十分に満足できる物に仕上がっていると思います。
長所'1.「バイファム13」の設定資料が充実している。2.旧作の設定資料も、隅の注意書きまで掲載している。
短所'1.「あらゆる設定画を完全網羅」とあるが、OVAの3巻は不十分。2.仕方がないことだが、旧作の資料は、ほとんど他のムックで紹介済み。3.「スペリオ
ルノーツ」という読み物企画で、ククト星リベラリストの黒幕などについて書かれてあるが、全て著者の想像であり、資料的価値はゼロ。何がスペリオルなのか? 無駄な6ページ分、設定資料を大きく載せてほしかった。
短所もあるが、現在入手できる唯一のバイファムのムックとして価値は大きい。
銀河漂流バイファムの音楽は、心を少年時代へと戻してくれる。
初めて聴いた
バイオリンを主旋律としたロックメロディのOP。
昔のLPレコードでは、再生できなかった低音と高音が、CD音質で響きまくります。
ジュールベルヌの十五少年漂流記を読んだ者なら、
誰もがバイファムの物語と音楽に、のめり込んでいったはずだ。
少年だった者は、男に、少女だった者は、女へと成長していく物語。
けれど、この物語を見ていた私は、ちょんと大人になれただろうか?
私は、子どもの勇気と可能性をきちんと認めていただろうか?
そして、大人は、子どもたちに、安心と安全と安定を与えてやれただろうか?
大人になった私を少年時代へと誘うと共に、大人としての自覚を呼びかけてくる音楽です。
バイファムのストーリーを脳内再生しながら、お聞きください。
Hallo!I'm VIFAM!