ピアノの弾き語りで、小さい子供からお年寄りまで広い年齢層にわたるファンがいる沢知恵さんの著書。前書きに「娘よ、息子よ。これはあなたたちへの手紙であり、遺言です」とあるが、二人の子供たちへの手紙という形をとった自叙伝と言えるだろう。
自叙伝だと都合の悪いことは書かなかったり、脚色したりする例多いが、子供たちへの手紙、遺言なので、一切の隠し立てなく書かれている(と言うように見える)。ご主人との馴れ初めも離婚のこともありのままに書かれている。離婚してもご主人は仕事のパートナーであり続けている。ファンは彼女がどう思っていたのかを読んで納得するのではないか。
おかあさんは長い間、おばあちゃんに対してなかなか素直になれなかった。でも、あなたたちを産んでからは、おばあちゃんへの氣持ちが大きく変わった。娘よ、あなたを産んで母親になった瞬間、おかあさんは携
帯電話を握りしめて、おばあちゃんに叫んだ。「私を産んでくれてありがとう!」ってね。涙があふれたよ。ああ、こんな思いをして産んでくれたんだ、と思ったら、なにもかもお手あげだった。受話器の向こうから、「おめでとう」と言われたときは、本当にうれしかった。実に沢知恵さんらしいストレートな表現だ。
牧師だった父親に生後6ケ月のときに
瀬戸内海にあるハンセン病療養所大島青松園に連れられて行った。当時は未だハンセン病への偏見があったが、父親は島の住人達は病気は完治していて全く問題が無いことが分かっていた。赤ん坊を島で見ることは絶えてなかった。さぞ歓迎されたことだろう。これが縁で、今では毎夏大島でコンサートを開いている。子供たちにも島にはおじいちゃん、おばあちゃんがいると書いている。
本には著者が作詞作曲した「ありのままの私を愛して」、他2曲が収録されたCDが附いている。この本はファンは当然読みたくなる本だが、ファンでない人も読んだらファンになることだろう。
福田和子がモデルとのことで、中村幻児と清水ひとみの組み合わせで当然濡れ場が多くありますけど、ポルノというにはかなりシリアスに犯罪に走る女の業を描いています。
清水ひとみはかなり健闘していて表情とかリアルですし、どこまで事実なのかはよくわかりませんが、モノローグがノンフィクションっぽい感じを出してます。
田口トモロヲも甲斐性なしの親父役良いですね。
全体には暗いトーンで淡々とした作品ですし、後味も良いものではありませんけど、犯罪に走る人間の資質や心理、環境について考えさせられる作品です。地味な作品ですが、退屈はしませんでした。
ついに果物の名前が外れた
鎧武の新たなロックシード。
エナジーロックシードよりもさらに高額になったが、エナジーロックシードのクリアパーツを使った高級感と、
戦極ドライバーに基本対応し、ロックシードを斬ることで音声が鳴る通常のロックシードのいいとこ取りのような仕様になっている。
また真横に鍵穴のようなものがあり、今後のさらなる拡張を予感させる。
オレンジを未知の機械的なアレンジをしたデザインもそうだが、つめ込まれたギミックと音声がとても良く、
今後のさらなる追加ギミックにも期待ができる。
鎧武の強化アイテムとして、ロックシードのギミックとしてはある意味完成したといえるのではないだろうか
セブンスドラゴン2020〜Uまでのマインキャラからサブキャラまでも美麗なイラストで描かれています。登場するドラゴン達もドット絵で紹介されている所も、グッドです。本誌最後の方に、ファミ通で、連載した。空十雲氏の漫画も必見です。
茨木のり子さんが亡くなり、あるラジオから「わたしが一番きれいだったとき」の朗読CDが流れました。心に響くその朗読のCDが欲しくて、そこで、出会ったのが沢知恵さん。まさか、あの詩を歌にしているとは!夢にも思っていなかったので、驚いたのですが、それにもまして驚いたのは、大好きなさだまさしさんの「人生の贈り物」を日本語と韓国語で歌い上げていることでした。
このCD一枚には、「愛」が、「平和」を思う心が、たくさんたくさん詰まっています。どうか、心行くまで聴いて見てください。
私は、1日中このCDを聴いていた、まったく飽きません。というより、その日一日、とても豊かな気持ちで過ごせます。そう、ずっとこの世の中が「平和」で、「幸せ」でありますように!と自然に思えます。