サンリオのパターンの一つである光/闇の葛藤というテーマをきれいに捨て去っている(「悪」の影は皆無。悪役に設定されがちなポジションの富豪の一人娘フランソワーズという登場人物も、多情多感な性格で、ただ生活感覚のズレからずっこけるというお笑いキャラ)。そのため、小学生パティシエ選手権大会という山場を除くと、エピソードのつながりだけのような平板な部分もある。双子のウサギの国バニーズフィールドも最初の設定として出てくるぐらいで、サンリオ風ファンタジーも希薄である。洋菓子・コーヒー・ガラス工芸・アイスクリームなど、
シュガーバニーズ達の各カップルが職人であり、「作る」ということにテーマが集中している分、サンリオ作品の中で最も現実志向が強いものとなったのではないだろうか。個人的には、ソフィア、フランソワーズら友人グループ(4人の少年少女の家庭環境や親の価値観の違いがはっきり描かれている所には作品としてとても好感がもてる)のパティシエ選手権大会参加を応援するところまでは一致団結していたバニーズたちが、その後、バニーズフィールド女王からマエストロのあかしを授けられているリーダー格の白うさ・黒うさと、他の「これから」というパニーズたちが目的意識の違いから決裂してしまうところがおもしろかった。
思いのほかおいしくできました!最初、混ぜ完了の程度が分からず大体でしぼりだしてしまったら、柔らかすぎてうまく巻けなかったのですが、ちゃんと固くなるまで良く混ぜれば、巻ける程度の固さにはなります。きれいに巻くのは難しいですが、そこは雰囲気を楽しめたので十分かと。氷と塩で温度を下げてソフトクリームを固める仕組みなのですが、1回に使用する塩の量が120グラムと想像より多かったのがびっくりでした。ただその代わり氷さえあれば、容器の蓄冷等が不要で冷凍庫を占有しないのが良い点です。出来上がりの量が手間の割りには少なめですが、あまり大量でもお腹をこわすから、こんなもんでちょうどいいかなとも思います(おいしいので大人1人+子ども1人で軽く食べ切れました)。ヨーグルトやジャム等々で味のバリエーションもつけられますよ。難点は、終わったあとの洗い物が多めなところ…?(←本体+部品全部洗えます…)