ここのレビューをみて、古書店で買いました。
叶恭子さんもけっこう好きなのですが、
この本ではそんなにおもしろいことは言ってません。
この本のメインは
樹木希林〜!!
希林さんはひとことで言えば変わり者。
正直すぎて、近くにいると傷つくことズバズバ言われそう。
でも、なんというかエピソードのかたまりみたいな人でした。
すこしここに引用しようと思いましたが、
部分的だとただの偏屈なおばちゃんになりそうででやめました(汗)
この頁数では足りない〜!もっともっと読みたかった。
真木よう子さんだけのインタビューの素っ気無さやひねくれっぷりと、
うすた京介氏との対談で見せるメロメロなよう子さんの対比が見事。
こんな二面性を持った方だったんですね・・・かわいい。
瀧波ユカリさんの描かれる「
真木よう子さんってこんなイメージ」4コマがツボでした。
クドカン脚本の作品では「タイガー&ドラゴン」でホームコメディを体験していたので、この
流れを汲んだ本作品は、とても人情味ある作品として観ることができました。
「舞妓Haaaaan!!!」に続いてクドカン作品2度目の主演となった
阿部サダヲの演技に脱帽。
オーバーリアクションなきらいがありますが、それこそが涙腺を刺激する伏線になるとは
思いも寄らなかった感じがします。
(生い立ちから生じる性格とか、それぞれの事情がまた上手い具合に涙腺を・・・歳か?)
さらに
竹内結子の本格的コメディエンヌとしての道を開いた作品としても見所は多いです。
彼の作品は、劇場作としての脚本としてはどうかと言われ続けてますが、着実に経験値が上が
っていて、安定感が出てきています。
元々クドカンも大人計画の舞台俳優ということもプラスに働いているのではないかと。