ちょっと空いた時間で
プリンセスごっこをしたい時、サッと着られて気分が盛り上がるようです。全身タイプのコスチュームにパニエとしても使えます。洗濯もしてみましたが問題なさそうなので、お値段の割に大活躍。
「雛の章」は、インタビューがとても多かったです。
声優人の対談インタビューやクリエイターさんのインタビューを読むと分かるのですが、
バレエというものをアニメで表現することの難しさや、アフレコ時での微妙なさじ加減の難しさ等が書かれてあって、
「
プリンセスチュチュ」という作品がどれほど手間をかけられて、丁寧に作られた作品なのかがよく分かります。
とても興味深くて楽しみながら読めました。
「
プリンセスチュチュ」が好きな人にはお勧めの一冊です。
これはすごいです。名作です。深い作品だと思います。 子ども向けにしては、質が高すぎる。
「ちょっと不思議で怖い、大人向けの童話」といった雰囲気です。中世
ドイツ的な風景、世界観もいいです。
ストーリー・構成の練られ方、仕掛けの巧妙さ。キャラクターの位置・役割と、その立ち回り。悔しいくらいよくできてるお話ですよ。
予想を裏切る展開に驚かされ、ぐいぐい話に引き込まれるうち、最初に予想していたのとはまったく違う終幕へと連れて行かれます。しかも、無理なく。ここがすごい。
そして行き着く、あまりにも切ないハッピーエンド。
ファンタジー好きにはたまらない、凝った作りの作品です。
最初は
タイトルと絵柄に引きましたが、見ていくうち完全に虜になり、結局DVDを全巻揃えてしまいました。
個人的な話ですが、アニメを全巻揃えるのはこれが最初で最後だと思っています。
主人公がひたすら健気でかわいく、時々泣けてきます。報われないと知っていながら、迷い苦しみつつ一途に頑張るので、思わず応援してしまう。ドジっ子ですしね(笑)
主人公を含めて主要人物は4人ですが、どの人物も本当に魅力的です。それぞれに自分の心と戦い、傷つき、翻弄されながらも、また立ち向かっていく。
なにげなく始まるお話の中から徐々に謎が生まれ、絡み合っていきます。
のっけから伏線張りまくりで、しかも最後にはそれを見事に回収している。「あれも伏線だったんかい!!」と驚いてしまうこと請け合いです(笑)
バレエをモチーフにしたお話ですが、バレエの知識がゼロでも充分楽しめました。
そして、音楽が素晴らしく、マッチングも絶妙です。
音楽はほぼすべてクラシック、あるいはそのアレンジです。バレエ音楽が多めに使われていて、バレエのオリジナルの各ストーリーが本編のストーリーとうまく重なることで、深みを増す働きをしています。
あんまりクラシックに詳しくない人(自分です(笑))でも知ってる曲がちょいちょい使われてて、場面場面を異常なほど盛り上げてくれます。
この作品のおかげでちょっとだけクラシックをたしなむようになりました。
変身モノということで、最初は抵抗ありましたが、慣れればそんなもの気になりません(笑)
すべてを踊って解決するあたりも冷静に考えればツッコミ所なのかもしれませんが、……いやいや、そんなこと考えた方が負けだ(笑)
文句なしで5ツ星です。というか気分的には6ツ星です!
中身を見るまでは、「本がちょっと薄いかな」という印象でしたが、実際は結構充実していました。
特に総監督の佐藤順一さんへのロングインタヴューはかなり丁寧に聞き込んであるので読み応えがありましたし、使用楽曲解説では各話の
タイトルの下にある
ドイツ語の曲名もきちんと訳してあるのでこの辺りの配慮はとても嬉しいです。
この他にもバレエの誕生の話や解説もあり、アニメの第9話でるうがあひるに話していた「はじめてポアントで踊った人」の話が書いてあるのも気が利いてます。
表紙は伊藤郁子さんの書き下ろしで、メルヘンな雰囲気で素敵です。
「
プリンセスチュチュ」のファンの人なら購入しても損はないと思いますし、「
プリンセスチュチュ」を観たことがない人でもこの本を読めば、きっと「チュチュ」を観たくなるのではないかと思います。