孤独な男の心情を吐露するようなナンバーで幕を開けるが、一方でそのような感覚に苛まれる人への応援歌のような曲もある。人にとって普遍的なテーマを扱った前向きなメッセージもあれば、どこか偏執的な感情が剥き出しになるときもある。凛とした佇まいと情けなさ。現在の稲葉氏のありのままがフォークやブルース、ハードロックを経由したオーセンティックなバンドサウンドにのって卓越した言語感覚で綴られている。ドロドロした鬱屈や懊悩を裸のまま晒した「マグマ」から、作品を重ねる毎に歌詞は他者に向けられたものへと変遷していったが、本作ではよりリスナーの日常に寄り添うようなものとなっているように思う。モノローグではなくダイアローグのような一枚。ラスト3曲の流れが特に素晴らしい。
TVで放送されたTMGのカッコよさに購入しました。
しかし、このDVDを見て少しTMGに対する見方が変わりました。
こういう言い方は失礼かも知れないのですが、なんと言うか、その…まるで少年のようにはしゃぎまわる彼らが「かわいい」と思えてきてしまったのです(笑)
年齢的に言えばみんな30歳を超えています。中年とかオヤジとか言われても否定できない年代です。
しかし演奏中の彼らの楽しそうな事といったら!
この人たちは心の底から音楽を楽しんでいるという事が画面越しに伝わってきます。
ビッグネームが集まっているだけあって曲のクオリティは今更言うまでもありませんが、個人的に気に入ってしまったのがエンドロールに流れた曲……あっ、笑わないで下さいよ?
まさかTMGがあんな曲を作るとは思わず、良い意味で不意をつかれました。
只今エン
ドレスで頭の中を回っています…。
あの曲、アルバムに収録されないんでしょうか…。