プラスチックス時代から中西さんのファンでしたので、出版と同時に購入して一気に購読しました。
中西さんがどんなアーティストにインスパイアされて、プラスチックスやメロンの音楽が誕生したのかが、良く分かりました。
プラスチックス時代は、中西さん、立花さん、チカさんが中心となって、音楽を先導しているイメージを持っていましたが、佐久間さんと島さんがバックで必死に音楽を支えていたことが良く分かりました。
プラスチックスの突然解散の後、メロン、ウオーターメロン、
メジャーフォース、プラスチックセックスと続いていく中西さんの音楽活動の過程も良く分かりました。中西さんの音楽は、常に時代の最先端を歩んでおり、過去の時代が中西さんの音楽性についていけないような印象を受けました。また、今後の音楽の方向性を見出せないことを嘆いているような、中西さんの苦悩も読み取れました。
全体的には、歴史的な事実だけでなく、中西さんの哲学観も描いて欲しかったと思います。
最後に、佐久間さんの闘病に対して、激励のメッセージを送ります。