仏教が伝えてきた呼吸
瞑想法、ヴィパッサナーの解説本としては実にていねいで、内容も深く、関連書の中ではベストだと思います。値段がもう少し安ければなおいいのですが。
東芝時代の初期オリジナル・ラブの中でも、ソリッドでハードな側面を強調したベスト盤である。過去の音楽をサンプル化する「シブヤ系」以降のポップスの流れにあるオリジナル・ラブは、同じ曲でもアレンジの違い自体を楽しむ聴き方ができる。だから、アレンジ違いの数種のベスト盤が存在する。このアルバムは、ポップな面よりも、むしろ
ジャズっぽい格好良さにスポットを当てた編集といえる。入門編としては第一に「サニー・サイド・オブ・オリジナル・ラブ」の方を推薦する。美しいメロディを求める人には、このアルバムは物足りないかも知れない。だが、このベスト盤の長所は、東芝時代最後のアルバム「風の歌を聴け」収録の「ザ・ローヴァー」「イッツ・ア・ワンダフル・ワールド」の別ヴァージョンが聴けることだろう。「風の歌」では、さして良いとは感じられなかった2つの原曲の良さを発見することができる。田島氏が絶賛する幻のソウル歌手、ウィリアム・デヴォーンの曲にあまりにもそっくりな(しかし、曲自体は田島氏の方がよくできている)「スィート・アンド・シュガー・ナイト」が入っているのもありがたい。
これは非常に読みやすい。物理学の天才と呼ばれる人たちの多くが実は神秘家で常識的な世界観を超える実在への認識を持っていたのがよくわかる。シェレヂンガー、クルト、ゲーデルなどが語る「一つの世界」への洞察が感動的で良い読書体験が出来る。