<※2014.3.10小改訂>
主に起動ドライブのクローン目的で購入しました。(WinXP・Win8・Win8.1)
付属の英文マニュアルがあまりにも簡素なので、初めて使うときはどのような状態になれば正常なのか、あるいは異常なのかがわからず操作に戸惑いましたが、一度それがわかってしまえば使い方は超簡単です。
ご新規さんの助力になればと思い、クローンの手順をかいつまんで書きます。
1.ケースに
電源ケーブルだけ繋ぐ(USBケーブルは抜く)
2.ケースにHDDドライブを挿し込む(コピー元:1番、コピー先:2番)
3.
電源を入れる
4.ドライブのモーター起動が安定した頃合いをみてCloneボタンを3秒ほど押す
(※ドライブの機種によってはモーターが待機状態(停止)になる場合がありますが、動作が正常ならCloneボタンを押せばモーターは自動で再作動します)
5.4つのランプが点灯し、点滅が左右に行ったり来たりしはじめるとクローン開始
6.行程の進行25%ごとに左から順にランプが1つずつ常時点灯していく
7.クローンが終了すると四つのランプがすべて点滅し、ドライブのモーターが停止する
8.
電源を切って終了
・・・以上です。
クローン所要時間ですが、ちょっと古い(2008〜2010年頃の)7200回転の1TBドライブでだいたい3時間くらい、2013〜2014年モデルの最新7200回転1TBドライブだと二時間チョイでクローン終了します。(※送り手・受けてどちらか、あるいは両方が5400回転のドライブの場合は回転数差に比例し同容量でも+30〜35%程度多く時間がかかるようです)
(※3TB→3TB(双方ともWD製Green)の場合は7.5時間くらいかかりました)
PCを介してクローンソフトでコピーした場合に比べるとかなり時短になり、クローン作成がおっくうにならなくなりました。
HDDを交換する手間こそかかりますが、慣れればほんの十数分の交換作業で(クローン作成時まで戻ってしまうとはいえ)完全な復旧が可能なので、効率的です♪
クローンに使うHDDはまっさらの新品ではなくても問題ありません。残っているデータを消さずにそのまま上書きしてもクローン結果に支障なく、パーテイションなども消さずに上書きしても、コピー元のドライブのパーティション設定などが問題無くクローン完了します。 コピー元よりコピー先のHDD容量が大きい場合、各パーティションサイズはコピー元に準じて設定され、領域未設定の空白部分ができるようです。
(※コピー元より小さい容量のドライブへのクローン作成はできません)
【使用に際しての要注意点】
1★挿すHDDの種類によってはかなり高熱になりますので、とくに夏季の使用時には要注意です。
7200回転のHDDの場合、一台でもかなりの熱さになり、二台挿しするとさらに熱量倍・・・;;;
さすがに触れないほど熱くなったりはしませんが、機器の寿命を気にするなら扇風機の風を当てるなどしたほうが良いと思います。
5400回転のHDDの場合は、夏季でもエアコン使用中の部屋ならほんのり暖かい程度の発熱量なので、さほど冷却に配慮せずともよさそうです。
2★OS起動ドライブではない、データ保存用ドライブのクローンについて。
OSの入った起動ドライブのクローンは排他利用(オリジナルとクローンを同時に接続しない)が前提になるとおもうのであまり問題にならないのですが、データドライブの場合は一つのパソコンに複数同時に接続する機会も多いと思います。 しかし、クローンで複製されたHDDは双方とも文字通りのクローン(ドライブ署名など、なにもかもが同一)であるため、Windows8などではオリジナルとクローンを同時に接続しようとするとシステムに拒否(強制オフライン)されてしまいます。
おそらくはシステム上での錯誤・混乱を避けるための防御的措置なのだろうとおもいますが、これを解除し両方とも認識させるにはHDDタイプを変換(MBR←→GPTなど)する方法しかありません(領域開放&再フォーマットでは「署名」が変わらないようで、認識しませんでした)。当然これをやるとHDDのデータはすべて消えてしまいます。
パソコンが複数あれば、それぞれ別のパソコンに繋げばひとまず問題回避できますが、ひとつのパソコンで双方のデータの並列化・差
分解消などをしようとするとかなり面倒なことになりますので、オリジナルとクローンとを同時に一つのパソコンにつなぐ用途を前提にするなら、データドライブのクローンは実施せず、時間はかかってもそれぞれ別個のドライブとしてOSで通常のデータコピーをしたほうが良いと思います。
※PCにつないで外付けHDDケースとして使った場合、
スロット1→
スロット2へのデータ転送レートはだいたい最大65MB/秒くらいです。PC内蔵HDD(
SATA)相手の転送速度は100MB/秒超に達することもあるので、クローンではなくデータコピーをする場合はこのケースの1→2
スロットでやるのはあまり効率的ではないようです。(ちなみに、同ケースを二台用意、それぞれ
USB3.0接続し、ケース間でファイルコピーした場合の転送レートは100MB/秒超に達します)
3★Windows8、Windows8.1起動HDDドライブのクローンも可能ですが、注意点がひとつ。
Win8の場合、クローンで作ったHDDでパソコンをはじめて起動した時に、なぜか起動中にパソコンが強制シャットダウンされたり、再起動したり、エラー修復が始まったりします。(HDDの型番・型式が変わったことによるOS認証絡みの原因?)
それが起きるのは初起動時だけで次の起動では再発せず、そのまま長期間使用していても後々トラブルを起こすようなことはいちども経験していないので深刻な問題ではないと考えて良さそうですが、これが起きることを知らずにいるとかなり混乱&不安に陥ると思うので、Windows8・Windows8.1の起動ドライブをクローンする人はあらかじめ念頭にいれておいたほうがいいですね。
【使用中のトラブル経験について】
症例1★
購入して初めて使ったとき、理由はよくわかりませんが
電源を入れても挿したドライブが起動しない(モーターが回らない)という状態になりました。
この状態でクローンボタンを押した場合、四つのランプが点滅もせず点きっぱなしなり、クローン行程も始まりませんでした。 で、いちど
電源を切ってドライブを挿し直し、再度
電源を入れたらドライブが動き出し今度はうまくクローンできました。
症例2★
モーター起動に問題なく、ボタンを押してクローン行程もひとまず始まるのですが、途中(開始直後だったり終了間際だったり、発症するタイミングは様々です)でLEDの点滅がフッと消えて完全消灯してクローン中断してしまうことがときどき生じました。
ランプが消えてもドライブのモーターだけはまわりっぱなしです。 どうやら
電源はONのまま、信号線の接続が(接点不良?)切れてしまったためクローンが中断されるようです。 この場合は
電源をOFFにして、ドライブを挿し直して接点不良が改善されさえすれば、最初から手順をやりなおせばクローンできます。
上記二件ともどうやら
SATAコネクタの接触精度がけっこうアバウトなのが原因のようです。
いずれの症状も初体験のときは
電源を切るとき「死」を覚悟しましたが・・・、今のところ毎度最悪の事態(クラッシュ)は回避できています。この程度では壊れないものなのか、たまたま幸運が重なっているのか・・・は定かではありませんが(^^;
他の方が書いているようにインストールはやや回りくどいです。 ディスクには様々なソフトのダウンロードページへ誘導するファイルがあるだけで、パッケージには購入した製品(この場合はコピートランス4)のプロダクトコードの紙が入っています。 要するにソフトそのものはネットからダウンロードして、このプロダクトコードで試供版の制限を解除してね、ということ。 使い勝手はすこぶるいい。 コピートランス4を起動して
iPodを接続するだけで中身をPCに救い出してくれます。 もちろんコピートランス4を起動している間はiTunesは起動できなくなっているので、
iPodの中身が消える心配もありません。 救出先もデフォルトのほかに自分で指定できるので、救出後に別のところにコピーする手間も要りません。 救出時にiTunesのファイルの保存先の設定を自動で救出先のディレクトリに変更してくれるのもありがたい。 ただ欠点がないわけではありません。 メタ情報がほぼ同じ(私の場合は年、歌詞の有無、
ジャケット画像が違うだけ)ファイルは混同してしまうので、そういったファイルを含むプレイリストは手動での整理が必要です。 といっても、曲名から何からほぼ同じなんて曲は滅多にないはずなので気にするほどではないと思います。 (ちなみに私の場合は、陰陽座のオリジナルアルバムと、そのリマスター盤(陰陽大全)でした) ちょっとした欠点はありますが、PCがクラッシュするなどして
iPodから音楽を救出したいときには極めて有用なソフトです。