GUNSLINGER GIRL DVD-BOX |
メディアワークス刊・月刊コミック電撃大王連載/相田裕原作の
TVアニメ第1期「GUNSLINGER GIRL-ガンスリンガーガール-」全13話を完全収録したDVD-BOXです。 ヨーロッパの社会福祉公社という建前を持った政府の超法規的諜報機関を舞台に、 五共和国派(テロ)との政治抗争と、異常な身体能力の「義体」として 生まれ変わった少女達の葛藤と堕ちゆく様をクールに描いたドラマ要素の濃さが魅力の本作。 (総合9/10点) 「カードキャプターさくら」を手がけた浅香守生監督/マッドハウス製作により、 作画、演出を共に実に抜群。原作の作画の未成熟なデザインを残しつつ、 銃撃、戦闘、音楽の三重奏が醸し出す退廃的でどこか憂鬱な雰囲気に染み入ります。 特に実写顔負けの銃撃描写のリアルさ、周囲に拡散する薬莢の描写の立体感はお見事。 彼女達の無感情、無表情ぶりとのギャップの違和感も相乗効果となり衝撃的です。 時間の逆行から始まる現在の場面との一体感、アニメ独自の エルザ死亡経緯の場面の挿入、笑いや誇張を抑えに抑え、自らの意思が全く介入されない 義体の悲劇を淡々と描く儚くも渋い演出のキレ具合は原作以上の完成度。 一見、「少女と銃」という組み合わせは面白半分の思いつきや、 萌え要素の一部かと思われがちですが、そういった要素は全く無し。 あくまで人間兵器、強化人間として、思考すら無意識の内に強制させられる姿を中心に描くのみ。 特に人が人をイジる恐ろしさの末路を示唆した第10話「熱病 -amare-」と 第11話「恋慕-febbre alta-」は必見。人間規格外の義体死亡の原因は 人間の本性そのものと脅迫、警告しているかのような最後に驚かされます。 元々TVアニメ版は複数販売されたPS2ゲームへのおまけ収録という形のみでの セル販売だったため1万円弱で全話入手可能になったのは嬉しい限り。 BOXの作りが安っぽいのはご愛嬌。ただ、観返してみると 第12話「共生-simbiosi-」は蛇足だったように感じますね・・・。 色々矛盾が生じており、正直話数稼ぎ程度にしか思えないのが残念です。 |
GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- Vol.1【初回限定版】 [DVD] |
えーっと、TV放送知らずに最近ネットで知って
一昨日レビューも見ないで1と2を買いました(初回限定版)今日っていうか今見てますが 声優違うじゃん、ショックですエッタの声が特に・・・・ 作画とかは、あまり気にならない方なので、後はストーリですが こればかりは最後まで見てから決めたいなと思っていますので今のところは星3個です。 声の違和感も消えると良いなと思っていますが、どうなることやら。 最後まで買うつもりはありますけどね・・・・・ おまけの生写真もどきは結構スキかも。 |
ガンスリンガー・ガール デスクトップアクセサリー 通常版 |
窓(windows)用のデスクトップアクセサリー。 リンゴ(apple)用のものは、なかなか無い。これもそんな一枚。 しかしwallpaper、soundfileは、リンゴでも利用可。壁紙くらいしか利用しない人は、両刀使いはもちろん、リンゴ派も買い。 壁紙48枚は、なかなかきれいなイラスト集といったところ。 |
ガンスリンガー・ガール デスクトップアクセサリー 限定版 |
壁紙は、まぁ良し。スクリーンセーバーも、良いことにしておきます。 デスクトップ・マスコットは、かなり物足りないかな。オマケだと 思っておきましょう。ボイスは、もう少しヴァリエーションが 欲しかった。少な過ぎ。 「資料編」的な部分は、「デスクトップ・アクセサリー」ではないが、 基礎知識の欠如している私には、役立ちました。 フィギュアについては、判断はそれぞれでしょう。ヘンリエッタの 「全体の出来」は、それほど悪くないと思いますが、コストパフォーマンス という視点からは、些か高いですね。 |
GUNSLINGER GIRL 10 (電撃コミックス) |
メディアワークス刊・月刊コミック電撃大王連載 相田裕作「GUNSLINGER GIRL」第51〜58話を収録したコミックス10巻です ヨーロッパの社会福祉公社という建前を持った政府の超法規的諜報機関を舞台に、 五共和国派(テロ)との政治抗争と、異常な身体能力の「義体」として 生まれ変わった少女達の堕ちゆく様をクールに描いたドラマ要素の濃い作品です (総合7/10点) 今まで当人の知りえなかった事の真相を暴露した ヒルチャーの献身的で愛ある人柄、トリエラの葛藤と涙は胸にグッとくるものの、 7巻でほぼネタばらし済のためか、衝撃度が幾分薄く感動必至とまで 感じられなかったのが残念です。ただ、前巻で完全に「転」までお話が到達した分 最期を見据えた終末の悲壮感がさらに強まったのは事実で、 ダラダラ続けず、第1期生達の終着駅を見据えた割り切りの良さが秀でています。 作画に関しては相変わらずデッサンの微妙な不安定感は拭いきれませんが、 画面内の黒色が実に締まっており、話の展開の憂鬱さに拍車を掛けているようにも 感じられました。(前巻と比べると、灰色と黒の中間の境目をボカすことで 立体感を向上させているのが良く分かります。) |
GUNSLINGER GIRL 8 |
「過ぎ去りし麗しき日々は再び我が元に返らず」
この言葉はこの八巻に出てくる台詞です。 そして、この言葉は、私のこの作品に対する思いを痛いほど表しています。 増えすぎた登場人物。 そして、ヒロインだと思っていたヘンリエッタは、いつの間にか「一期生」という扱いに変わってしまいました。 いい加減にしてほしいです。 相田先生は、この作品を終わらせる気があるでしょうか? 私もこの作品が、長く続いて欲しいと心から思っています。 でもそれは、先生が云う「一期生」を中心とした厚みのある物語です。 先生の試みもわかります。 比較性を持たせるために、「二期生」と呼ぶ新しい義体を登場させたのでしょう。 でも、私は恐れてます。 その結果として、ヘンリエッタとジョゼを中心とする作品から、 ただ漠然と進む、なんの面白みのない薄い作品に変わってしまうことに… 良い作品は、過程も大事ですが、終わり方はもっと重要だと思います。 |
GUNSLINGER GIRL 9 (電撃コミックス) |
嗚咽を上げながら泣いている自分がいました。
「アンジェリカは亡霊(ファンタズマ)だ、亡霊に人生など存在しない」 強がりながらも『アンジェリーナ』の飼っていた犬を探すマルコーと 夜を徹して協力する発足当初からの2課職員 黄昏が空を染める中、アンジェリカは静かにパスタの国の話を始める… |