まぼろしの市街戦 [VHS] |
第一次世界大戦中、パリ北方の小さな村を訪れたイギリス軍の通信兵(伝書鳩の飼育係)(アラン・ベイツ)。
彼の使命は、ドイツ軍が撤退時に仕掛けていった時限爆弾の撤去だった。 村の住人は避難しており、残っているのは解放された精神病院の患者と動物だけ。 患者たちは、村に繰り出し、思い思いの生活を始める。 残った通信兵は、自らを「ハートのキング」と名乗ったため、患者たちからハートの王様と仰がれ、 奇妙な日常生活が始まるが、やがてイギリス軍、ドイツ軍が現れる・・・。 反戦のメッセージだけでなく、患者と王様になった主人公が村で過ごす、夢のような別世界の奇妙なおかしさ楽しさが魅力。 ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルドが初々しく可愛らしい。 それだけに有名なラストは、せつない。 純粋な者の美しさ。本当に狂っているのは誰なのか?本来持ち得る映像作品の本当の力を感じます。 以前テレビで2,3回観ました。また、とっても観たいのですが、DVDは既に絶版。残念! レンタルショップにビデオがあれば観ることができます。 |
まぼろしの市街戦 [DVD] |
原題は「LE ROI DU COEUR」( KING OF HEARTS)。初めはTVで観ました。院生の頃です、映画始まり、映画名フランス語で分かりませんでしたが、終わりの解説で故淀川長治氏が英題はキング・オブ・ハートですと解説の中で言われた。それで、映画の内容、納得しました。私は高校生から1940〜1950年代のフランス映画で育ちました。その後もフランス映画観続けたつもりでしたが、この名作知りませんでした。映画の内容は他のレビューアーがお書きです。この映画の訴える意味よく分かりますが。この映画で素晴しいのが精神病院の患者たちの繰り広げるカーニバルの様なファンタスティックで不思議な魅力ある芝居でしょう。この人たちが正常で、他の登場人物こそ異常なのだと、観客に訴えている。この患者の中に貴族の紳士風な役を演ずる、ジャン=クロード・ブリアリを見つけ何故か嬉しかった。我が青春のフランス映画に多数出演している、フランス人らしいエレガントな男優です。脇役ですがこの人の存在によって、この映画引き締まります。そう想うの私だけかな?DVD、VHSでもフランス語版の方が、英語版より雰囲気が出ます。未だ観てない方、是非ご覧下さい。
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まぼろしの市街戦 [DVD] |
反戦のメッセージだけでなく、患者と王様になった主人公が村で過ごす、夢のような別世界の奇妙なおかしさ楽しさが魅力。
ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルドが初々しく可愛らしい。 それだけに有名なラストは、せつない。 純粋な者の美しさ。本当に狂っているのは誰なのか?本来持ち得る映像作品の本当の力を感じます。 以前テレビで2,3回観ました。また、とっても観たいのですが、DVDは既に絶版。残念! レンタルショップにビデオがあれば観ることができます。 |