cro-magnon
クロマニヨンと読みます。元々Loop Junktionというヒップ・ホップ・バンドで名を馳せていた彼らがDJ Mitsu the Beats、breakthroughらが所属する“Jazzy Sport Production”へ電撃加入したのが去年。同じく“Jazzy Sport”からリリースされたデビューEPは一瞬で完売。その中でも『Kai-Ho』は抜群のカッコよさだった。
そんな彼らがいよいよドロップしたのがこのファーストアルバム。70'sソウル、ディスコ、ジャズ、ヒップ・ホップ、ファンク、ロック、レゲエ、ハウスなどあらゆる音楽からブラックネスを抽出し、三匹の独自のアンサンブルで撒き散らすグルーヴ全18曲。全曲インスト。ブラック・ミュージックを自身のアイデンティティとするリスナーなら誰にだって届く、流行のディスコ・ダブにだっていける、2006年の今だからこそ生み落とされた最先端のハイ・ブリッド・ミュージックと断言します。DJハーヴィー、プリンス・トーマスらのリエディットも間近か?COSMIC!
クロマニヨン人の性 (悠飛社ホット・ノンフィクション)
太古代の人類の祖先についてむずかしい諸説を聞かされるのかと思いきや、最初に「人類はなぜ新年を冬に設定したのか」という暦の基本に疑問を投げかけている。
著者はこのことを学生時代から医学部教授の時期を通して考え続けてきたというのだから驚きである。しかし深読みしていくと次第に読者は説得されていく。
北半球に住んでいたモンゴロイドがベーリング海を渡って南米にインカ帝国を築いた。そのとき彼らは正月を冬の六月にした。これは重要なヒントである。
内容は生命の進化という難しい話なのだが、最初の問いかけによって、投げ出さずに読むことができる。クロニヨン人には発情期があったという仮説など面白い本に仕上がっている。
地球はしばしば生物絶滅の危機にたたされた。それは未知の伴星Nemesisによる彗星衝突による。その周期は2600万年だという。この生物絶滅の危機をかいくぐって、新しい生命が進化していく過程は興味深いが、まだまだ未知の問題が多いようだ。
言語学は何の役に立つか―クロマニヨン人から遺伝子解読まで
石器時代、ギリシャ・ローマ時代からの言語学の歴史が、やさしい語り口で書かれています。著者が旧ソビエト連邦の学者なので、内容がロシアの言語学史に偏ってはいますが、序盤では「言語学って一体何をする学問?」という素朴な疑問に答えているので、言語学に興味を持っている人が最初に手に取るのに適した本だと思います。
ACE ROCKER(初回生産限定盤)(DVD付)
クロマニヨンズはアルバムが出るたびにそれが最高傑作となってきたけれど、六作目にしてまたしても更新してしまうなんて。
25年も共にバンドを組み続けて、名実ともに頂点をとって、三つ目に組んだバンドでなおも最高傑作を毎回産み出してしまう。
なんともメチャクチャな人たちだなあと。もちろん、最高の賛辞として。
ヒロト&マーシーの才能は今さら説明不要で、さらにそれを引き出しているのがコビー&カツジによるカッコいいリズムメイキングでしょう。
エイトビートのパンクナンバーはもちろん、ミディアムテンポなしっとりとした曲、ブルージーな曲、本作ではラテン系の曲に至るまで、
これだけのジャンルがありながら全く違和感なく彼等のレパートリーになっている。バンドとしての結束やグルーヴがより強固に
なったことが感じられました。
前作からバンドそのものが突き抜けだした感がありましたが、間違いはなかったようです。
マーシーが前作以降久しぶりに、叙情性のあるフォーキーな曲を出してきたところも個人的に嬉しい。
このアルバムを聴いていると、生きてて良かったと何の衒いも無く思えてくる。
「音楽を通じて希望や勇気を届けたい」というよりも、
「ロックンロールの興奮を前にしたら、悲しみも苦しみも戦争も震災も人類滅亡も関係ねえ!」
そうした主義主張を貫き続けている人たちなんだと思います。だから、いつになっても彼等は彼等のまま。
いつまでたっても、これからもエースロッカーなままなのでしょう。
これから始まるライブツアー、楽しみに待っています。皆さんもこのアルバムで興味を持ったら、絶対にライブにも行ってほしいです。