ののちゃん (全集5)
私は掲載誌の読者ではないので、ののちゃんを読むのは、この全集のときぐらいです。
なので、久方ぶりの全集ですが、分量もたっぷりで相変わらずのほのぼの家族の姿をちょっぴりの毒とたくさんの笑いと共に楽しむことが出来ました。
コストパフォーマンスもなかなか良いと思うので、お勧めです。
ののちゃん (11) (創元ライブラリ)
2002年4月から9月新聞朝刊に連載されたものです。
毎日一話だから、春夏秋冬、読者は「ののちゃん」と同じ時を過ごしている
ことになります。
4月の新学期、夏休み、そして9月からの二学期へ。
2002年だからサッカーのワールド・カップの年なのですが、
「ののちゃん」には登場しません。
特別に開催された行事や事件などとは無縁です。
新聞の4コマ漫画の常道なのでしょうか。
長谷川町子氏の「サザエさん」、園山俊二氏の「ペエスケ」然り。
また、登場人物は歳をとりません。
(ペエスケは結婚したり、子供が生まれたりしたから少し違いますが)
日常のさりげない題材を基に書き続けるというのは、どんなに大変な事かと推測します。
この刊は夏場なので山田家に同居するゴキブリが何回も登場します。
ゴキブリも呆れる「ののちゃん一家」の様子が描かれています。
ののちゃん 7―いしいひさいち全集 (GHIBLI COMICS SPECIAL)
本書は、時事問題、現代哲学、歴史、スポーツ、ミステリーなど
幅広いジャンルの4コママンガを発表し続ける著者による
新聞連載作品を収録した単行本。
たまのの市に住む「ののちゃん」一家と、
彼らを取り巻く人々(そして、妖怪たち?)の陽気な日常を描きます。
3年3組の面々や広岡先生、
三宅さん、町内会長などお馴染みのキャラクターに加え
話が脱線ばかりの夏川先生、天才高校生シンガーの吉川ロカ、野球部で紅一点の島田など、
魅力的な新キャラクターも続々登場し、珍騒動を巻き起こします。
ミヤザワ不動産や大勲位精肉店、ゲスト出演のB型平次はもちろん、
藤原先生の性教育や、恒例の大玉転がし―と、どの話もとっても印象深いのですが
とりわけ印象深いのは、のぼると不思議な同級生・月子さんをめぐる
ちょっと怖くて、切ないエピソード(4212,4246,4247)
温かみと毒気の混じるユーモアと、鋭い人間観・世界観が調和し
読み返すたびに新たな発見がある本書
従来からの著者のファンはもちろん、
著者のマンガを読んだことがない人など
一人でも多くの方にオススメしたい著作です。
CDツイン テレビこどものうた~風になる~
CDツイン テレビこどものうた~風になる~ を9歳と6歳の息子にプレゼントしたところ大変大喜びで、毎日暇さえあれば聞いています。テレビでおなじみの主題歌が次から次へ流れるので、踊りながら聞いている様子を見ると購入してよかったと思います。続編も宜しくお願いします。
ののちゃん 6―いしいひさいち全集 (GHIBLI COMICS SPECIAL)
早いもので全集も6巻目になりました。
この巻では、2006年6月1日〜2008年3月31日までの作品が掲載されています。
ヒロオカ先生やもったいないオバケの出番が少なくなったようで残念ですが、今回も楽しくほのぼのとした笑いで楽しいひと時を過ごすことが出来ました。