Expressions (初回限定盤)
選曲は完璧。しかもシングルテイク中心というこだわり。ただし初回ボーナスのカラオケって必要?オリジナル・カラオケって貴重なようで要らない人にはホントに不要。すんなり00年武道館ライブのDVDやPV集にCM Spot等のDVDの方が良かった。まあ「バックトラックを分析したい」とかマニアックな人には最適かも。
肩ごしの恋人 (集英社文庫)
唯川さんのエッセイは共感ができて、着眼点もなるほどとうなずけることが多く、好きな作家の1人です。
今回は小説として初めて読みましたが、主人公の女性2人にはあまり感情移入ができませんでした。
それでもまだ自分の性格とかけ離れているるり子の方が理解できました。
人物設定が単純というか奥深さに欠けているような、そんな印象を受けました。
この小説は恋愛小説というには物足りず、新しい生き方を指南するというのにはちょっと飛びすぎているので、そのあたりを期待しなければ肩のこらない読み物としてちょうどいいです。
肩ごしの恋人
唯川さんのエッセイは共感ができて、着眼点もなるほどとうなずけることが多く、好きな作家の1人です。
今回は小説として初めて読みましたが、主人公の女性2人にはあまり感情移入ができませんでした。
それでもまだ自分の性格とかけ離れているるり子の方が理解できました。
人物設定が単純というか奥深さに欠けているような、そんな印象を受けました。
この小説は恋愛小説というには物足りず、新しい生き方を指南するというのにはちょっと飛びすぎているので、そのあたりを期待しなければ肩のこらない読み物としてちょうどいいです。
坊っちゃん (SDP Bunko)
夏目漱石の初期作品である「坊っちゃん」と「吾輩は猫である」は、その後の漱石の作品と比べると、かなり異質だ。ただ、どちらも非常に面白い。何度も読み返したという方は、少なくないと思う。私もその一人だ。明治39年作の「坊っちゃん」は、この時代の他の作品同様、現代の我々が読むと、細部は理解しにくい。その点は、多くの解説書が出版されており、流石に広く愛読されている事が分かる。
物語は四国松山方面の方言情緒が盛り込まれている。坊っちゃんの宿直の時に、布団の中に大量のバッタを入れられ、坊っちゃんが生徒を吊し上げる場面がある。この時の生徒の言葉「それはバッタやのうて、イナゴぞな、もし」と言うあたりは傑作だ。また、大食いの坊っちゃんは、天麩羅蕎麦を4人前もたいらげ、そんな事で職員会議でたしなめられたりする。当時の教師像の有り様が伺える。
面白い点は、推理的要素が少し含まれている点だ。赤シャツと野だは、当初からうさんくさい。山嵐は敵なのか味方なのか分からない。どうも、うさんくさい人間にはめられている感がある。そして、クライマックスのドタバタ的盛り上がりだ。
これらが文学の香り高く綴られる。
坊っちゃんの清(きよ)への愛着もほほえましい。
本書は、この先何百年、何千年と読み継がれてゆくのだろう。
肩ごしの恋人 [DVD]
キャリアと恋愛を両立させ、気ままな日々を送るチョンワン。
一生楽に過ごせそうな、無難な男を見つけて結婚したヒス。
ふたりは親友だけど、お互いに相手より自分の方がましな暮らしを送っているという自負が見え隠れして、
三十路女のちょっと複雑な心境が伺える。
原作が日本の小説だから、どっぷり韓流の濃い味付けは期待できない。
海外養子のマルコのエピソードだけが韓国らしいかな?
日本人には違和感があるけれど。
やむを得ず、一時宅配企業に就職したヒスのKYぶりがおもしろかった。
総じてヒスを演じたイ・テランさんがよかった。
イ・ミヨンさんはイマイチかな。