数陣タイセン
同時に最大四人プレイが出来る数字を繋げる対局型パズルゲーム。
チェスやオセロ、囲碁、将棋のように盤上に駒を(ゲーム中では駒ではなく
札と呼ぶので以下は札と表記)配置して戦う。
プレイヤーは色分けされ、1〜5の数字の書かれた
自分の色の札を繋げて、先に設定した目標の点数に
対戦相手より先に到達するように競う。
シンプルなルールで知能戦を味わえる。
■数陣タイセンの基本ルール
四角の形をした札には1〜5の数字が書かれている。
札には上下左右ランダムに1〜4個の接合部という溝があり、
その接合部が開いている自分の色の札同士を繋げると点数が入る。
手持ちの札は置くときに回転させることが出来るので、
溝の向きが繋がるようにして1、2、3…と数字を繋げていくと
役となり得点が獲得出来る。
役(接合)は四種類あり、1〜5の数字を
1、2、3、4、5と順番に繋げる「数列」を基本に、
1、1、1…と、同じ数字を繋げる「同数」や、
自分の色のパネルだけで上下左右の
接合部を繋げて囲いを作る「包囲」、
接合部を自分だけの駒で塞いで閉じる「完全」がある。
この役が重なって高得点を叩き出したときの演出が
地味ながらもかなり爽快で、仕込みが実って圧倒的な得点で相手を捻じ伏せたり、
不利な状況から一気に逆転すると、それはそれはたまらない快感を生む。
■何の仕掛けもない盤上で札を繋げて役を作るだけではない
ステージには特徴があり、各自の色札に縛られない誰でも繋げられる虹色の札や
得点2倍などのギミックが配置され、そこに地形変化などで各ステージの特徴が
時間と共に変化して、戦略上有利に働いたり、時には不利な影響を与える。
■どのアイテムを持ち込むか?から始まる作戦
対戦前には数種類の中から攻めにも守りにも使えるアイテムを
数個選んで持ち込むのだが、接合部を埋めて閉じるアイテムや、
空マスに設置するとそこに札が置かれたら周囲の札が消えるなど、
どのアイテムを持ち込むかで展開が大きく変わる。
ステージの特徴と持ち込みアイテムが役作りの駆け引きを生み、
敵の役作りの邪魔をするか自分の攻めを構築するか、
その一手が戦況に大きく響くので、攻めたつもりがあっさり阻止されたり、
守ったつもりが手遅れとなり相手に役を完成されたり、
見た目が地味なのにゲーム性だけは非常に熱く、深みを感じる読み合いが出来る。
■一通りあるモード
・物語
一人用の物語で、ルールを覚えるためのシンプルなもの。
並の章をクリアすると難の章が現れて長く遊ぶことも出来る。
・お題
50問強の「何手でクリアせよ」というお題が用意されている。
これがまた適度に頭を悩ませる面白い問題ばかり。
・Wi-Fi対戦
マイナーな作品だけあり、
現在は見知らぬ相手との対戦相手を選んでもほとんどいないので、
この点は期待しないほうがいい。
・ワイヤレス対戦
ソフトと本体を人数分用意する2人、3人、4人の対戦と、2対2の対戦。
そしてこのソフト一本で対戦出来る制限付きのダウンロード対戦がある。
このダウンロード対戦からでも周囲に面白さを伝える事が出来るほど対戦が面白い。
DSiウェアに「ちょっと数陣タイセン」があって一人で遊ぶ分には手軽だが、
あちらはWi-Fiにしか対応しておらず、このDS版とは対戦出来ない。
もちろん一人でも楽しいのだが、やはり実際に友人を目の前にした
このワイヤレスでの対人戦こそが、このゲームのメインと言ってもいいくらい
お勧めのモードだ。
その他、細かいところではゲームを進めると称号が獲得出来たり、
戦績も見れるなど、地味なソフトながらも対戦ソフトとしての
作りはしっかりしている。
■気になった点…
運の要素があるからガチガチの勝敗にならない。
時になんでこの手札しかこないんだ?という場面がある。
個人的には楽しく対戦するという意味でこのバランスでいいと思っているが、
この点は好みの分かれるところかもしれない。
対戦後いちいち入る仙人のコメントがゲームに関係ないので邪魔。
またまともに読んでも意味不明でなんのために入れたのかがわからない。
タッチペンの操作は十分に快適だが、十字ボタンに対応してても良かった。
先にも書いたが、現在、Wi-Fi対戦で見知らぬ人とマッチングされることはほぼない。
連鎖を決めたときの演出は爽快だけどデザインが地味。
この地味加減は全編にわたり、パッケージから宣伝から何から何まで地味。
パッと見、誰が買うんだ?というようにしか見えない。
■最後に…
まだまだDSが現役で、友達との対戦の幅を広げようとしている人など、
この数陣タイセンは独創性に溢れ、かつ、対人戦は奥深くて熱い駆け引きを楽しめる。
DSを持っているなら是非一度とお勧め出来る一本だ。
メテオス
ようやくDSらしいパズルゲームが出たな、と期待しておりました。
体験版をダウンロードできる機能も付いて、布教するには良いソフトだと思います。
そういった美味しい特典もなんだかいいですよね。ゲームの出来自体も良作。
ただメテオが少し小さいのでピンポイントでつかめなかったりするんですよ…。
その辺りを除けば独特の世界観、システムが良い味だしてます。
惑星、アイテムの合成なども、長時間黙々やっていると意外とスムーズに行えます。
ただ依存度が高いので後遺症として、
お天気マークがメテオに見えてそろえて飛ばしたくなったりします(笑)お気を付けを…
東方死神―メテオ・メトセラ外伝 (WINGS COMICS)
メテオ・メトセラの番外編として描かれた作品です。
本編とはまたちがったテイストがあって、本編とは別で楽しめると思います。
私は本編の大ファンでこちらを買ったので、手元に届いたときコミックスのぶ厚さが嬉しかったです(笑)
レインは相変わらずレインっぽいし、ゾルもこんなキャラだったのか〜と期待していた通りです。
なんでマチカが「おじいちゃん」と呼んでいたのかも分かったりします。
尾崎先生の描くキャラクターは可愛くて純真さがあるのに、どこか悲しみを背負っているような気がします。
ゾルはゾルなりに、レインはレインなりに。
本作でもそんなキャラたちが、尾崎先生らしい透明なタッチとポエティックな言葉に彩られてストーリーを織りなしています。
尾崎ファンならゼッタイ「買い」です。
メテオ・メトセラ (8)
主人公二人は,照れることなく生きたいと叫び,笑い,涙を流す。古き良き少年マンガの流れを汲んではいるけれど,画面はすっきりしているので読みやすい。何しろ,上手い。正直,掲載誌の中では群を抜いている。
また,映像化にこれほど向いている作品はないと思うのだけどなあ・・・。誰か,メトセラを見つけてください。
メテオス ディズニー・マジック
知ってる人は知っている、
ものすんごい中毒性の高いパズルといえばコレ「メテオス」と
ディズニーの融合!スゴイことですよこれは。
なんたって世界のディズニーがメテオスを認めたんですから。
メテオスをやりこんだ身としては
本作は新作としてとっても楽しみです。
メテオスのあの独特なユルい世界観が
ディズニーと融合して、なんとも爽やかなゲームになりそうですね。
これを機にもっともっと世界に
メテオスが進出してくれればと思います。