「哲也」の原作本が好きで購入しました。ストリー、グラフィック、テンポも良く長く遊べる1本だとおもいます。ただキャラがちょっと強い?仕込まれている?感じでなかなか前に進めないのが難点かな。でも腕に自信のある方にはいいんでしょうね。
麻雀放浪記 [DVD]
阿佐田哲也氏の原作を、10回ぐらいは通読再読したファンにとっては、へたに映画化なんてしてほしくない。そういう想いがあったわけですが、監督がだれかを聞いてびっくり仰天。これは、イケるな.... と。キャストがまた、よろしい。
女衒の達の体型などは原作とややズレている感もあるものの、このバージョンの達もいいなあと思わせる存在感。大竹しのぶもよろしい。こういう役にピッタリ。他の俳優女優も、それぞれ所を得ている。まさに、水を得た魚の群れ。
続編で、大阪でブー麻雀をする物語の映画を作ってくれと言ったら、誰が監督をするかな? 筒井康隆氏+吉本興業でプロデュースすれば、また面白い味の麻雀放浪記ができるでありましょう。
明日泣く【DVD】
斎藤工、汐見ゆかりの二人の演技で、最後まで一気に魅せる。
原作者が同じの「麻雀放浪記」もいい映画ですが、これも雰囲気のある作品に仕上がっています。和田誠の絵がちらっと写ったのは、オマージュだろうか。
武藤昭平も味がありますが、少し固い。演奏シーンは、じっくり鑑賞できます。
監督のファンになりました。
本編は短いが、特典は充実してました。
無芸大食大睡眠 (集英社文庫)
「無芸大食大睡眠」(集英社文庫)ってすごいタイトルだなーっ。「芸」「食」「睡眠」は阿佐田哲也のど真ん中だなーっ。そのまたど真ん中がギャンブルなのでしょうが・・・
人生にはたくさんの試合があって勝星や負星が無限に続く。小さな勝ちや負けを経験しながら、一方で通算打率をよくしていく気力を持ち、一方ではまた負けの味をかみしてていくうちに自分以外の者の負けについても配慮が湧いてくる。(P.266)
ギャンブルからそうゆうものを教わったと書いてありました。
生きるってそうゆうことなんでしょうね。
負け=失敗 と置き換えると
一度や二度の失敗なんてへのかっぱ。
何百回失敗してもOK。
という人が結果として成功するらしいけど
ボクはまだ負けが足りないなー。
阿佐田哲也の作品を何度も読み返してますが、
読む度に新たな何かを見つけてるような気がします。
だから病み付きになるんだナ。