むだい
ややおぼつかないギター・ロック・バンドだ。Vo.の秀吉の声は少し頼りなく、決してうまくなんかない。
だからこそ、「秀吉」なんて考え無しみたいなバンド名で「むだい」なんて気の利かないタイトルにして、おまけにボンヤリメガネの男の子ルックスで歌ったのだね。ジャケットもイノセントな少年のイラストにしちゃったんだね。
逆転マジックだ。「まだうまくないんですけどギターを抱えて歌い始めたんです、聞いてください、一生懸命歌いました」というメッセージがものすごいベクトルでリスナーの胸を打つ。くっそー、お前ら実は知能犯だな。
心に残るギター・リフや、大多数の心をつかんでしまうような必殺のサビは、まだない。だが、その片鱗は見える。「さざなみ」でシャープなカッティングとリズムによって表現される疾走感。現在の持てる力を総動員して工夫したらしい「夕の魔法」の曲展開とアレンジ変化。
これから伸びようとして今の精一杯を歌う。その未熟さ自体にこんなに魅力を感じたのは、私は初めてかもしれない。
世界の終わりと夜明け前 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
はっきり言ってこの手のマンガはレビューを書くのが難しい。
「面白い」という言葉は当てはまらないし、「泣ける」ということでもない。
あえて言うならば「感銘を受けた」ということになるだろうか。
物語は基本的にささいな日常の暗い部分を描いているが、ほんの少しの光がある。
それがどれだけ小さいものであっても、読者はその中に「希望」を見出すことができるだろう。
浅野さんの描いたそのちっちゃな「希望」に私は「感銘を受けた」のだと思う。
おざなり君
このマンガは奇妙だ。
前半はしりあがり寿を連想させる絵柄で、延々と(後半への伏線を張りながらも)不条理ギャグが展開されていくが、
後半からは急激にトーンを変え、やぶさか部長の過去、おざなり君とやぶさか部長の関係を中心に、ノスタルジックな色合いの物語となる。
従来の著者のファンだと、読み始めはかなり困惑するかもしれない。
が、読み終わってみればこれは間違いなく浅野いにおのマンガであると感じられるはずだ。
その特異な構成ゆえ、この作品は「否」が多目の賛否両論かもしれない。
ソラニン メモリアル・エディション 初回限定生産2枚組 [DVD]
ソラニン見ました!!私は宮崎あおいが好きなので、偏った意見かもしれませんが、とにかくかわいかったです。
種田との同棲シーンも結構現実味があって、今までの宮崎あおいの作品には無い感じがしました。
また、最後のライブシーンがまた圧巻でした。一か月の練習でこんなに弾けるようになるのかと驚き、宮崎あおいの女優魂を見ることができました。
サンボマスターの近藤さんも、思ったよりいい味をだしていて、良かったです。
ソラニン【Blu-ray】
DVDでソラニンは見ましたが、感動しました。
地元に近いということもあって、見たことのある風景もあって感情移入できました。
ライブハウスのシーンでは感動して泣いてしまいました。
DVDでは特典映像を見ることができなかったのでBlu-rayではその特典映像が楽しみ!
この映画、本当に面白いです!